合格体験記(2006/K.I.)

【入学年度】2006年
【年齢】31
【職歴】エレクトロニクス&エンターテイメント企業 8年勤務
【私費/派遣】私費+ロータリー奨学金
【最終学歴】一橋大学法学部
【海外経験】出張、旅行、短期ホームステイのみ(生まれはアメリカ・ボストン)
■MBAを意識し始めた頃
2006年3月中旬、イギリスから帰国した私はCambridgeからのAcceptanceメールを確認し、伝統あるThe University of Cambridgeの一員になれる喜び、そして長きにわたったMBA準備生活に終止符が打たれる喜びをかみしめておりました。
私がMBAを本格的に意識し始めたのは、2003年頃です。その前から海外志向は相当高かったのですが、どういう形で海外に出るべきか悩んでおりました。2003年当時、私は勤務先のソニー他数社が出資する合弁会社に出向しており、そこで様々な企業カルチャーに触れることになりました。そのときに、自分の真のビジネス・スキルを磨く必要性を痛感したのです。
■TOEFLとの格闘
しかし、MBAは準備が大変と聞いており、なかなか腰が重かったのですが、意を決して、2004年春に初めてのTOEFLを受験しました。結果は散々なものでしたが、多くの日本人が思うように、listeningさえなんとかなれば大丈夫かな、という気持ちでした。その後、毎回20点づつ点数が向上し、3回目で第一目標の250点突破を果たしたのですが、そこからは泥沼にはまりました。結局、コンスタントに260点代を出せるようにはなったものの、それ以上点が伸びず、結局TOEFLは263点で妥協しました。合計7回ぐらいは受けた気がします。(受けるたびに送られてくるCD-ROMにはうんざりしました)
■GMATでの絶望と方針変更
その後、気持ちをGMATに切り替え(正確にはGMATをやりながら、TOEFLも1,2回受けましたが)、プリンストン・レビューのGMAT講座を2004年9月から受講しました。講座は毎週日曜日、3ヶ月間に及びました。GMATでやったことは、プリンストン・レビューの教材の反復、オフィシャル・ガイドの反復(GMAT KINGというソフトウェアを活用)、それと、たまたま発見した「Wlimits」というサイトの日替わり無料問題などです。(このWlimitsは、GMATの勉強の最後のほうで、新しい問題がなくなってしまったときに重宝しました!)私のGMAT初受験は2004年12月後半でした。もともとは2006年留学の予定だったのですが、ここで700点近く出して、3rd roundでいくつか出願し、1年前倒しで留学してやろうと意気込んでおりましたが、結果は580点。まさか600点にも届かないとは。ショックを隠しきれず、この年の出願は断念しました。その後、実は、MBAと国内大学院のデュアル・ディグリーを目指すことに方針変更し、国内大学院向けの受験勉強をはじめたため、2005年10月までの約1年弱完全にMBA準備をしませんでした。2005年10月に国内大学院に無事合格したので、もはや見たくもないGMATでしたが、いやいやながら勉強を再開。その後、10月、11月、12月と連続で受験し、順調に上昇カーブを描いたところで、600点半ばでしたが、エッセイに切り替えました。2005年も終わりにさしかかる12月20日ごろのことでした。
■エッセイを楽しむ
年末の慌しい最中、プリンストン・レビューのエッセイコースの受講を開始しました。出願は3校に絞っていたので、10回コースでコストをセーブしようと思いました。他に補助的に、麻布オンラインというオンラインのみのエッセイ添削サービスを利用しましたが、これはレスポンスが非常に早く、費用もリーズナブルで大いに役立ちました。プリンストン・レビューでエッセイの骨子を作成し、他校へのカズタマイズの際に麻布オンラインを利用するといった具合です。エッセイは、初回ドラフトこそ、ボロボロでしたが、その後は割りとすぐに要領を得たので、2回目以降、非常にスムーズに進みました。自分は、MBAを意識し始めてから、エッセイに取り掛かるまでに比較的時間があったので、Why MBA?やLeadership Experienceなどの典型的なエッセイ・テーマについては日ごろから割りとよくアイデアを練っていたと思います。そのため、あまりネタ出し等で悩むことはありませんでした。MBA準備の中で、唯一、スムーズに準備が進んだパートだと思います。
■志望校選定 ~ アメリカかイギリスか、1年制か2年制か 、Why Cambridge? ~
 私は、当初、アメリカ2年生MBAしか頭にありませんでした。しかし、上述のように国内大学院とのデュアル・ディグリーに方針変更したときから、MBAは1年にしようと決心しました。もう1年は経済学を深く学びたいと思ったためです。この決断をする直接のきっかけになったのは、「30歳からの成長戦略」という一冊の本です。これは戦略コンサルタントの方が書いた本ですが、ここに書かれていたのは、ごく単純に述べると、“いかに自分のキャリアの差別化を図るか”ということです。MBAを考えている方は是非一読されることをお薦めします。そのようなわけで、1年制MBAに絞ったため、必然的に目はヨーロッパMBAに移りました。フランス、スイスの有名校も考えましたが、私は英語圏で生活してみたいという思いが強かったので、イギリスに絞りました。中でも、ケンブリッジは、MBAは比較的新しいものの、大学の歴史は古く、様々な分野に多くの優秀な人材を輩出している尊敬すべき大学なので強い憧れがあり、また、ケンブリッジという土地にも特別な思い入れがあったので、迷いなく第一志望に設定することになりました。
■緊張の現地インタビュー
私は、1月中旬に出願し、2月中旬にインタビューの通知をメールで受け取り、3月中旬に渡英し、現地インタビューを受けました。ケンブリッジは現地インタビューが原則です。私は、当初、仕事の都合で現地に行くのが非常に困難だったのですが、何とか休みをとって現地に行きました。実際に大学や街を見たことは結果として、非常によかったと思います。同伴した妻もすっかりケンブリッジの街を気に入ってしまいました。また、現役の日本人MBA生の方たちともお会いし、非常に親切にしていただいたこともケンブリッジの印象アップに大いに貢献しました。そして、このキャンパス・ビジットによって、「この大学に絶対入りたい」という思いが確固たるものになりました。
■MBAを目前に控え思うこと
いま、渡英を目前に控えて、期待と不安の入り混じった思いで毎日を過ごしていますが、きっとすばらしい体験になると信じております。そして、伝統あるケンブリッジの一員になれることを誇りに思いつつ、自分のこれまでの価値観が壊れるような経験をしてきたいと思います。

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