サマースクール: Cambridge Language Center (EAP)

ケンブリッジ大学付属の語学学習施設Language Centreで開催されるAcademic Englishを学ぶための事前プログラム(Pre-Sessional Course)です。
http://www.langcen.cam.ac.uk/index.htm
英語能力に関するConditional OfferをMBAオフィスからもらった場合には、9月にMBAが始まる前の5週間、EAP (English for Academic Purposes)プログラムの中でAcademic Englishを学ぶことになります。
Conditional offer と関係なしに、EAPの参加も可能です。サマースクールの選択肢は数多くありますが、このプログラムの場合はひと足早くケンブリッジでの生活を開始できる、他学部の学生と知り合う機会となる、MBA プログラム中に補習(Supervision)を受けることができる(エッセイの添削、発音練習、Vocabulary演習等)などのメリットが考えられるでしょう。
Language Centreは年中オープンしていますが、以下は夏のEAPについて解説します。
http://www.langcen.cam.ac.uk/eap/eap.php
2009年度は8月18日~9月23日の間開校されました。費用は1800ポンド。Accommodation(宿泊、食事)は別途1150ポンドです。(Accommodationは、提携先のPeter Houseカレッジへの滞在でした)
■授業内容
発音、語彙、ディスカッション、プレゼンテーション、ライティングなど、一通のAcademic Englishをカバーしていますが、最初は謙譲表現を用いた英国風のPoliteなEnglishを習得することを強調していました。毎週講師との1対1の面談があるため、何が問題で何を伸ばしたいのかを担当講師に相談できます。ただし、プログラムの中・終盤はAcademic Englishの中で重要なライティングにフォーカスしているので、英語の一般的なコミュニケーションスキルを伸ばしたい学生のニーズとは合わない部分もあります。必要があれば、MBA生向けの特別講義や補習をお願いすると良いと思います。2009年はMBAワークショップとして、ケニアのSustainable Developmentの論文を題材とした仮想会議の演習とMBAのプログラムディレクターによるInnovation関連のセミナーが開催されました。また、EAPの卒業要件は3500字のエッセイ(課題は自社のビジネスや、業界の話題などを自由に選択)の提出でした。
■生徒は原則として、全員ケンブリッジ大学の大学院生
この学校はケンブリッジ大学付属の学校のため、ほとんどの学生はケンブリッジ大学で秋から勉強を始める大学院生ですが、Warrick大学等の他の英国の大学の学部生も参加していました。
このことは多様性の点からはデメリットにもなり得ますが、MBAが始まってからではなかなか知り合うことができない貴重な他学部の友人を作れること、彼等とサマースクール終了後もケンブリッジで付き合っていけるということはそれを補って余りあるメリットだと思います。
実際、MBAが始まってからもしばしばパーティやパブに繰り出したり、サッカーを見に行ったりして交友を深めているMBA学生もいます。
■アジアの学生が多い
これはどこのサマースクールにも言えることですが、英語の不得意な学生はアジアに多いため、どうしてもアジア人の比率は多いです。中国、日本、韓国、台湾、香港、タイ、ベトナムなど。ヨーロッパではドイツ、イタリアや旧ソ連圏の方もいます。全体では100人前後、日本人は5人~10人程です。
■Social Programmeと呼ばれる課外活動が充実している
パブ巡りやカレッジ巡り、パンティング体験、オックスフォードツアー、グランチェスターへの小旅行、ロンドン旅行、シェークスピア等の観劇およびフォーマルディナーなど、数々の課外活動が学校によってオーガナイズされています。これらには、多くの場合家族も参加できます。
2009年はCambridge Union(世界最古のディベート組織)による、ディベートの練習セッションがあり、多くのEAP生が参加しました。
■EAP後のサポート
EAP終了後も時々ワークショップを開いています。MBAプログラムが始まるとそちらが忙しく、参加する時間を見つけるのは難しいかもしれませんが、Language Centreは英語以外の語学のプログラムもありますし、利用可能な書籍やビデオなどのリソースもありますので利用すると良いでしょう。
また、英語のライティングが苦手な場合には、MBAが始まってからでも、レポート提出前に講師にチェックをお願いすると良いでしょう(MBAの各授業の宿題と試験はエッセイの占める割合が非常に多い)。EAP費用は通年のサービス(In-Sessional Support Programme)を含んでいるため、随時対応してくれます。

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