ケンブリッジ大学の概要

ケンブリッジ大学は、学問における際立った功績と社会の変革に貢献した著名人を数多く輩出したことで、世界屈指の大学のひとつとして知られています。古くはニュートンやダーウィンに始まり、20世紀においても経済学のケインズ、電気のマクスウェル、DNAの二重らせん構造を発見したクリック&ワトソンらもケンブリッジを舞台に活躍しています。ノーベル賞受賞者は87人と世界の大学・研究機関で最多です。

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King’s College and Cam River

大学の歴史は古く、13世紀初頭、町の人々と対立してオックスフォードから逃れてきた学者たちが、故郷ケンブリッジに住み着き、研究・教育活動を始めたのが起源とされています。1284年に現存する最古のカレッジピーターハウスが創立されて以来、イングランド国王やその他ベネファクターの保護を受けながら発展を続け、現在では31のカレッジが活動を続けています。なお、大学側の公式の創立年度は1209年で、2009年には大学創立800年記念の式典が盛大に行われました。
ケンブリッジ大学の特徴として、すべての教員・学生は、31あるカレッジのうちのひとつに在籍することになっており、このカレッジ制が分野を越えた人間関係を作り、多くの学際的な研究を生む土壌になっています。
また、ケンブリッジ周辺は大学が保有する高度な技術を背景に、数多くの企業が研究開発を行う、ヨーロッパ随一のハイテク企業集積地域です。2004年度におけるイギリス国内のベンチャー投資の約25%がケンブリッジ周辺の企業に集中していることからも、この地域の技術集約型産業の重要性をうかがい知ることができます。これらの企業のなかには、大学との共同研究による技術移転を図る企業もあれば、大学からスピンアウトし、ベンチャーキャピタルから資金提供を受けてテイクオフを目論むスタートアップ企業も無数にあり、極めてダイナミックなビジネス環境にあると言えます。近年では情報通信分野に加えてバイオテクノロジーやナノテクノロジーの研究も盛んになっています。大学からの技術移転活動を加速するために、ケンブリッジ・エンタープライズが組織され、起業家の教育、ライセンス供与の管理、人材交流の促進などの活動を通じて、地域のさらなる活性化を図っています。

 

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