子供

この欄では、ケンブリッジで子育てをする上で重要と思われる、現地の学校制度、医療制度、遊び場所に焦点をあてて説明します。
■学校制度
1. 小学校について
ケンブリッジでは、4才の誕生日を迎えた子供は、9月から開始する小学校のReceptionクラスに参加することとなります。小学校の学年は、Receptionクラスから始まり、1学年から6学年までとなります。一般に、ケンブリッジは大学関係者の子供が多い事もあり、公立学校の教育レベルが高いと言われています。また、イギリスは、公立学校の授業料は無料です。
ケンブリッジでは、2008年より小学校への願書提出の方法が変わりました。従来は、希望する小学校を直接訪問し、校長先生との面接をしたり、直接願書を提出したりするような事があったようですが、2008年より、すべての願書はCambridgeshire County Councilに提出するように統一され、願書の提出の一次締め切りが11月末に設定されました。更に、On-lineでの願書提出も可能となりました。願書提出の為には、パスポート・ビザの写しと、ケンブリッジ市に6か月以上居住する事を証明する書類(賃貸借契約の写し)が必要となります。願書等のフォームは、Cambridgeshire County Councilのウェブサイトからダウンロード可能です。
願書には第一希望から第三希望の小学校名を記載する事ができますが、必ずしも希望する小学校に割り当てられるとは限りません。ケンブリッジ大学MBAへの留学の場合、一次締め切りの11月末ごろに住居を証明する書類が整うのは事実上不可能ですので、賃貸借契約を締結次第、その写しを添えて小学校への入学願書を提出する事になります。
また、願書を提出した場合でも、各小学校への割り当ては、各小学校の学区内(Catchment)に住居がある子供が優先的に選ばれていきます。従って、住居を決める場合には、希望する小学校の学区内にあるかどうかも、検討する必要があります。特に、人気の高い小学校は、学区内に住んだ場合でも、願書の提出が遅いためい、Waiting になる可能性が高いです。なお、当初は学区外の遠い小学校に割り当てられた場合でも、2~3カ月後に希望する小学校への入学許可がでる場合が往々にしてあります。従って、当面は割り当てられた学区外の小学校に通わせつつ、希望する小学校に空きがでるのを待ち、空きがでた時点で実際に転校させるか検討するという事になる例が多いと思います。
また各小学校に関する情報収集は、色々なルートを使い、現地の方に連絡を取ったり、 Ofsted のwebsiteで査察報告書を確認する事が、主な手段となります。以下に、2009年度の一部情報を記します。いずれの小学校にも、日本人の子供が3~6名程度通っています。
Newnham Croft Primary School
「遥かなるケンブリッジ」の著者 藤原正彦さんのお子さんも通われていた小学校。ケンブリッジ大学の関係者が多く住むエリアであり、国際性豊かなのが一番の特徴であり、特に外国人に人気の高い小学校。また、英国の統一テストのランキングでもケンブリッジ市内では常に上位に位置しています。各学年の定員が35名、全体でも230名程度の中規模の小学校。Ofstedの査察結果は、2009年度は上から二番目の高い評価。大学関係者が多いことから、人の出入りが多く、当初Waitingでも、約2~4か月ぐらいで空席がでる事が多々ある模様。
Milton Road Primary School
Ofstedの2009年査察結果は、最上位の高い評価で、特に地元で評判が高い人気校。一学年60名の2クラスで、全体で約480名の生徒が在籍する大規模な小学校。校舎も広い。
Mayfield Primary School
Ofstedの2009年査察結果は、最上位の高い評価。各学年60名・2クラス、全体で380名程度の中規模から大規模の小学校。この小学校の特徴は、各学年に聴覚障害の生徒が在籍しており、手話を使ったコミュニケーションが授業に取り入られている点。
Queen Edith Primary School
各学年の定員約60名、学校全体で約410名。2009年度のOfstedの査察結果は、上から二番目の高い評価。
他に、私立の場合、ケンブリッジ市内には、 St Mary’sSt John’s College School 等の女子高があり、一学年15から20名の小規模クラスで運営されています。私立校の場合は年間100~200万円程度の授業料がかかります。
2. 小学校入学前の保育園その他の教育機関
ケンブリッジでは、様々な種類のChildcareが利用可能です。 Opportunity Linksのwebsite にて、各地域に所在するChildcareの連絡先その他の詳細をチェックできます。特に需要の高いものについて、以下に説明をします。
①Nursery
ケンブリッジ中心部にあるNurseryは私立園がほとんどで、受け入れ可能年齢、預ける時間帯、費用、給食の有無などが各Nurseryによって異なります。申込みは基本的に先着順です。住所確定後、インターネットやご近所から情報収集し、各Nurseryに申し込みます。また、Nursery Education Fundingにより3歳から4歳の子どもには通園料の一部が免除されます。
・ Nursery School(3~5歳・Term制・幼稚園のイメージ)
午前クラス、ランチタイム、午後クラスがあり、通う曜日とクラスを自由に組み合わせることができる。新年度の開始は9月第1~2週。Term前後とTermの中間にまとまった休みがある。私立の場合は2歳から受け入れるところもある。
・ Day Nursery(0~5歳・保育園のイメージ)
週1日~、終日預けることができる。土日祝日のみ休み。私立のため、両親共に就労者(学生)でなくても入園できる。
②Toddler Group(児童館のイメージ)
教会やコミュニティセンター等で開催されている。子どもを遊ばせながら、親はお茶を飲みながらの情報交換ができる。50p~£2のお茶代がかかることもある。
3. 大学やカレッジ関連のChildcare
Unibersity Nursery at West Cambridge
大学が運営するNursery。夫婦共に学生である場合などは、特に優先して入園できる。
②GU Parent & Toddler Group
University Centreにて毎週金曜日10:00~12:30に開催されている。学生や大学関係者の家族向けで、アジア系の親子連れも多い。おもちゃも多く、お茶代は無料。
その他の情報については、University Childcare Facilities and Assistance をご覧ください。University Childcare Information AdviserからChildcareについての情報提供を受けることも可能です。
4. 日本人による育児および日本語教育関連のコミュニティ
・ケンブリッジ育児の会/にほんご教室
・嘉悦センターにほんごクラブ
■医療制度
ケンブリッジ大学の学生及びその家族は、原則として、National Health Service(NHS)から無料で医療サービスを受けることができます。ケンブリッジに到着したら、直ちにGeneral Practitioner (GP)と呼ばれる現地の診療所に登録しましょう。どのGPに登録するかについて、Collegeより推薦リストが示される場合もありますが、NHSのウェブサイトより最寄りのGPを検索し、近くのGPに登録している場合が多いです。登録手続きについては、GPによって必要となる書類が異なっている為、まずは最低限の書類パスポートを持参して、最寄りのGPを訪問し相談される事を勧めます。
子供の予防接種については、NHSのwebsiteをご覧下さい。日本から母子手帳を持参し、日本での接種履歴を確認しながら、不足分を接種する事となります。なお、これらの予防接種も、イギリスでは原則として無料です。
■遊び場所
ケンブリッジは緑が豊富で、公園、図書館、美術館、博物館、植物園などがあります。屋内スイミングプールやテニスクラブ、ゴルフコースもあります。また、大学やカレッジが開催する各種イベントに参加するのも良いでしょう。ロンドンまでも電車で1時間とアクセスが良く、週末にロンドンまで日帰り旅行するのも問題ありません。子供連れに優しい施設も沢山有ります。このコーナーでは、The Cambridge Tourist Information Centreからの情報を元に、家族も含めて楽しめる施設・websiteをご紹介します。
オフィシャル観光案内サイト
http://www.visitcambridge.org/VisitCambridge/Home.aspx
アウトドア
• Audley End House (English Heritage)
http://www.english-heritage.org.uk/audleyendhouse
• Miniature Steam Railway
http://www.audley-end-railway.co.uk
• Duxford Imperial War Museum・・・マニアには垂涎の航空博物館とのこと。エアショーも年数回行われるようです。
http://duxford.iwm.org.uk
• Farmland Mueseum & Denny Abbey
http://www.dennyfarmlandmuseum.org.uk
• Mountfitchet Castle 1066・・・1066年のノルマン人のお城が再現されているとのこと
http://www.mountfitchetcastle.com
• Linton Zoo・・・ライオン・虎・雪豹・シマウマなどがいます
http://www.lintonzoo.com
• Milton Maize Maze・・・夏季限定
http://www.themiltonmaizemaze.co.uk
• National Horseracing Museum
http://www.nhrm.co.uk
• Nene Valley Railway・・・機関車トーマスに会えます!
http://www.nvr.org.uk
• PleasureWood Hills・・・本格的な遊園地。クルマで90分と少々遠いです。
http://www.pleasurewoodhills.com/index.php
• Shepreth Wildlife Park and Bugs World・・・夏にはポニーに乗ったりできるようです
http://www.sheprethwildlifepark.co.uk
• West-Stow Anglo Saxon Village & Country Park・・・昔のアングロサクソン人の村が再現された施設
http://www.stedmundsbury.gov.uk/sebc/play/weststow-asv.cfm
• Wicksteed Park・・・ケンブリッジよりクルマで45分の遊園地
http://www.wicksteedpark.co.uk
• Wimpole Hall Home Farm
http://www.wimpole.org
• Woburn Safari Park・・・ケンブリッジから車で1時間、キリン・ライオン・象・シマウマ・カバなどがいるそうです
http://www.woburnsafari.co.uk
• Wood Green Animal Shelters
http://www.woodgreen.org.uk
博物館・美術館
• Cambridge & County Folk Museum
http://www.folkmuseum.org.uk
• Cambridge Museum of Technology・・・大きな煙突が目印。昔のポンプ施設を保存してあるそうです。筆者はよく横を通り過ぎますが内部は未見です。
http://www.museumoftechnology.com
• Castle Mound・・・ウィリアム征服王時代にケンブリッジ城が築かれた丘だそうです。
Caslehill, Cambridge
• Fitzwilliam Museum・・・CJBS向かい。カフェ・ミュージアムストア併設。必見です。
http://www.fitzmuseum.cam.ac.uk
• Sedgwick Museum of Geology・・・Department of Earth Sciencesの中に設置されています。ティラノサウルスの化石も見られるそうです。
http://www.sedgwickmuseum.org
• Scott Polar Research Institute・・・2010年夏まで改装中。1912年に南極点初到達をアムンゼンと争って破れ、帰路に遭難したスコット探検隊に関する所蔵品や極地に暮らす人々の文化に関する展示等。
http://www.spri.cam.ac.uk/museum/
• University Museum of Archaeology & Anthropology
http://www.maa-cambridge.org
• University Museum of Zoology・・・ダーウィンのビーグル号による探検でのコレクションなどが所蔵されています。
http://www.zoo.cam.ac.uk/museum
公園・プレイグラウンド(市内)
• Cambridge University Botanic Garden・・・広大な敷地、よく手入れされた芝生、食虫植物を栽培する温室など、必見です。
http://www.botanic.cam.ac.uk
• Cherry Hinton Park
Cherry Hinton Hall, Cherry Hinton Road, Cambridge
• Christ’s Pieces
• Jesus Green
• Lammas Land
• Midsummer Common・・・牛の落とし物にご注意。
公園・プレイグラウンド(郊外)
• Milton Country Park
http://www.miltoncountrypark.org
• Wandlebury Woods & Magog Hills
http://www.cambridgeppf.org/wandlebury-country-park.htm
アート&シネマ
• Cambridge Arts Picture House
http://www.picturehouses.co.uk/cinema/Arts_Picturehouse_Cambridge
• Cambridge Cineworld・・・ケンブリッジレジャーパーク(駅近く)内、駐車場は少々狭いです
http://www.cineworld.co.uk
• Cambridge Vue Cinema
http://www.myvue.com
• The Junction
http://www.junction.co.uk
ガイドツアー
• Walking Tour of Cambridge・・・ツーリストインフォメーションでチケットを購入できるようです
• The Cambridge Ghost Walk・・・金曜日の6pmに開催されるガイドツアー、シーズンによっては土曜日の夜にパンティング付きで開催されるものもあるようです。詳細はツーリストインフォメーションにお問い合わせ下さい。
http://www.visitcambridge.org/TicketServer/GuidedTours.aspx
Indoor Play Centre(子供の遊戯施設が設置されている室内施設)
• Funky Fun House
http://www.funkyfunhouse.com
• Cheeky Monkeys Play Barn
http://www.cheekymonkeysltd.co.uk
• Crystal Country Play Barn
Low Road, Fenstanton, Huntingdon, PE28 9HU
• PlayDaze Fun House
http://www.playdazefunhouse.com
Toyshop
• Early Learning Centre
31 Lion Yard
• Games Workshop
30a Grafton Centre
• Hawkin’s Bazaar
9 Fitzroy Street
• Robert Sayle Toy Department
(John Lewis), St Andrew’s Street
• The Cambridge Toy Shop
29 Hobson Street
• The Disney Store
4-5 Petty Cury
• Touch Wood Creative Toys
10 Mill Road
Child Friendly Pubs & Restaurants
一見大人だけの世界のようなパブやレストランでも、休日の昼間は、子供がまるでファミレスのようにはしゃいでいたり、大きなハンバーガーをほおばっていたりします。High chair(子供用の椅子)も、殆どのお店が頼めば快く用意してくれるので、小さなお子さんを連れていても気軽に外食を楽しむことが出来ます。
• The Anchor Pub ・・・CJBSからも近く、料理もなかなかです
http://www.gkpubs.co.uk/cambridge/anchor
• Bella Italia・・・Kid’s Menuあり。子供にはクレヨンと塗り絵をくれます。
http://www.bellailalia.co.uk
• Browns Restaurant & Bar・・・CJBS隣り。値段は少々高めです。
http://www.browns-restaurants.com
• Cafe Rouge
http://www.caferouge.co.uk
• The Eagle Pub・・・Children Welcome (in courtyard area only)とのこと
Bene’s Street, Cambridge
• Henry’s Cafe & Bar
http://www.henryscafebar.co.uk/
• Loch Fyne Seafood Bar & Grill・・・CJBS近くの魚料理専門店。キッズメニューあり。料理もなかなかです。
http://www.lochfyne.com/Restaurants/Locations/Cambridge.aspx
• The Mill Pub・・・子供は夜8時まで
Mill Lane, Cambridge
• The Blue Lion・・・ブランコ・滑り台あり
74 Main Street, Hardwick, Cambridge
• The Fox・・・キッズメニュー、外の遊び場、Baby Changing Facilityあり
Gladside, Bar Hill
• The Green Man・・・筆者の配偶者一押しです。Waitroseに近く、裏に広い駐車場があります。レストランとパブが併設されており、料理はかなりのクオリティです。Baby Changing Facilityあり。
55 High Street, Trumpington A1309
• The Milton Arms (Hungry Horse)・・・筆者が住んでいるGeorge Nuttall Close(Universityのアコモデーション)からすぐ。滑り台、シーソーなどがあります。Baby Changing Facilityあり。
http://www.hungryhorse.co.uk
• The Red Lion・・・子供は夜9時まで。キッズメニュー、Baby Changing Facilityあり。
High Street, Grantchester
• Robin Hood and Little John・・・子供は夜8時半まで。外に遊び場あり。
1, Fulbourn Road
• The Travellers Rest・・・キッズメニュー、Baby Changing Facility、外に遊び場あり。
(Beefeater), Huntingdon Road
スイミング・テニス・ボウリングその他のスポーツ施設については数も多いため、この場では紹介しきれません。このページに記載した情報の詳細と併せて、www.visitcambridge.org のページをご覧下さい。
■関連のウェブサイト
Cambridge Guide for Student Parents
ケンブリッジ大学のウェブサイトであり、子供を持つ大学関係者向けに役に立つ情報が掲載されています。

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