合格体験記 ( 2010 S.K )

【入学年度】 2010年
【年齢】   29歳(受験時28歳)
【職歴】   日系資産運用会社
【私費/派遣】 私費
【最終学歴】 慶應義塾大学経済学部
【国外経験】 ニューヨーク3年(小学校3年~6年)、シンガポール3年(25歳~28歳)
【TOEFL対策】
103点。(RD 28, Listening 26, Speaking 21, Writing 28)
スピーキングが最も簡単と思ったにも関わらず、一番点数が低かったです。
15秒で考え、30秒で回答を言い切るのが難しいですが、それ以上に周りの人の回答がヘッドフォンしてても聞こえてしまうため、集中力を保つが大変でした。私の場合、問題が”Who is your most important person and why?”
隣の女子高生が、『彼氏です。』と答え始め、
“He takes care of me”
などと言い出したため、思わず女子高生に気を取られ、自分は適当な回答をしてしまいました。
他は、帰国の勘で解いたため、あまり参考にならないので割愛します。1回目95点、2回目103点。
【GMAT対策】
640点。。。
MBA留学で最も苦労したのが、GMATでした。小学校時代に帰国子女だったため、大学受験やTOEICでもあまり文法構造など考えなくても意味が分かり、正解を出すことができました。しかし、GMATの特にSCの場合、選択肢が全て正解に見え、非常に苦い思いをしました。
SC:受験中、海外に駐在していたため、最後まで独学を貫き通せざるを得ませんでしたが、教えてもらえるなら早く、DanglingやRedundantなど、SC問題特有のクセを早めにマスターすることをお勧めします。Kalpanの問題集が一番解説が丁寧です。単語よりイディオムを覚えること、関係代名詞のマスターが辛いです。
CR:論理問題のため、数をこなせば何とかなります。初めのうちは、必ず20%~30%ぐらい間違えましたが。
RD:長文の早読みを意識するあまり、1度読んでも頭に入らず、非常に問題を解く効率が悪かったです。面倒ですが、1パラグラフごとに簡単なメモをすることで、どこに何が書いてあったか、すぐに見直しできるようにしたら、正解率が上がりました。
1年で受けられる受験回数5回を全て使いきって2009年12月に640点。。。毎回受ける度に10点ずつしか上がりませんでした。これは精神的に辛かったです。
【エッセイ対策】
仕事をするに連れて、ずっと実務をしていたのでは、身につけられない能力があるのではと感じ始めました。エッセイではその思いを全てぶつけた感じです。
私の場合キャリア上ずっとエクイティ、そのほとんどをバイサイドのプライベート・エクイティでした。各企業レベルでのビジネスモデル、財務諸表の分析は出来てもマクロレベルでの分析は、ほとんど会社で評価されません。そのため、投資タイミングを逸して売却出来ない銘柄、投資しなかった銘柄を自分の会社だけでなく、他社も含めて数多く見てきました。サブプライムローンだけでなく、SARS、ITバブルの崩壊、アジア通貨危機など、金融危機は結構起こります、そしてその頻度も高まってきています。いつ何が原因で特定することまでは出来なくても、景気サイクルのどの辺りにあるか判別する能力を身に付けたいと。
もう1点書いたのが、世界中から集まる優秀な人達と議論し、知見を広め、判断軸をしっかりさせたかったことです。言葉・文化・年齢が異なると、働き方、コミュニケーション方法に列記とした違いが出てきます。そんなチームをまとめあげるのは並大抵のものではないと、シンガポール駐在時代に思い知らされました。International Diversityを誇るケンブリッジに行けばもっと鍛えられるのでは。
最後に、他の受験生と差別化を図るため、自分固有と思われる経験(シンガポール現地法人設立経験、ブログと2ちゃんねるで検索し、必要だった情報を検出して投資損失回避した経験など)で固めました。
下書きをし、添削は駿台予備校が推奨していたEssay Edge (http://www.essayedge.com/)に依頼しました。直接の面談もせず、履歴書の提出もありませんでしたが、よくここまで凄い(適格で辛口)コメントを書けるなと感心しました。書き方に臨場感がないので、もっと具体例出せ、文法ここ間違ってる等、ほんと凄いです。おすすめします。
12月でGMAT640点と、微妙だったので、受験すべきか迷ったので、書き始めたのは正月休みです。
ケンブリッジは4th deadlineで提出。他 2nd or 3rd deadlineで提出しました。
【推薦状対策】
直属の上司と、海外事業部長兼取締役の方にお願いしました。お二人とも日本人でしたが、それぞれケロッグと一橋のMBA取得者であったため、快諾して頂けました。ただ、ドラフトは自分で書き、内容確認をして頂いた上でサインを頂く形を取りました。内容は主に直前の人事評価がベースです。
最も気を使った点が、自分が推薦状を書いたと見せないように中身はもちろん言い回しも変えたことです。日本の会社ではよくあることですが、上司は英語で部下の推薦状など、書いてくれません。そのため、自分で書きましたが、どうしても限界があるため、また同じ添削の予備校に『同じ人が書いたように思えない風に直して欲しい』と、依頼しました。直属の上司なら私の欠点を大量に知ってるはずだから、もっと書けとコメントされたりしました。
【インタビュー対策】
エッセイで書いたことを深堀する質問、仕事内容、将来どんなキャリアを歩みたいかなどの準備したところ、ほぼその通りに出ました。
【メッセージ】
ケンブリッジはビジネススクールの中では新興ですが、近年最もMBAランキング(Financial Times)で上位にのし上がってきた学校です。ランキングが主に卒業生の平均年収で決まるので、ポンド高の影響があったと思いますが、今入っておけば将来もっと高くなる可能性を秘めていると思います。受験は大変ですが、是非、頑張って下さい。

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