合格体験記 ( 2010 N.K )

【入学年度】 2010年
【年齢】 33歳
【職歴】 ベンチャー企業(3年)→大学院→戦略コンサルティング会社(4年)→育児休暇→MBA
【私費/派遣】学費だけ会社持ち
【最終学歴】 東京工業大学大学院 地球惑星科学専攻(修士)
【国外経験】 高校で1年フランス留学、ドイツ勤務1年半、フランス勤務半年&在住1年半(在住中に受験) 
【Why Cambridge】
ケンブリッジには1stで出願しました。
他校については、ビジットしたり、卒業生や在校生の話を聞いたりしてみましたが、
やはりケンブリッジが私にとってとても魅力的と感じ、他校は受験していません。
個人にとっての学校の魅力度というのは、総合的な判断になってしまうかと思います。
ですので、文章で伝えきるのは難しいところがありますが、
何点かポイントとなったことを下記しますと、
・ 平均年齢が高く、実際のビジネスの場での経験に深みがあることを前提とした議論ができそう
・ 先端技術をコアとした企業が多く存在し、そういった企業との交流もある
・ 1年制のプログラムとはいえ、1日中グループワークのプログラムが続くようなスパルタ的要素が少なく、自らの知識を整理・棚卸しし、発展させる時間やチャンスがある
・ 世界中誰でも知っている大学で、かつイギリスにおいては絶対的な存在
・ ノーベル賞受賞者を常時輩出する大学・研究所が醸成する街の雰囲気に身をおくと、モチベーションが高まる
・ 街が美しく空気も清浄。どうせ都市部でずっと仕事をするので、健康に良いところに折角だから住んでみたい
・ イギリス英語が学べ、様々な本を読む楽しみが増えそう
 
等々です。
【TOEFL対策】
全部で4回受けました。最初に受けた時には104点で、その後100点周辺となり、最後に106点(R29 L27 S22 W28)です。
Reading & Listening
これについては、最初から最後まで、あまり変わらなかったです。理系なので、試験問題に多く出てくる科学記事を面白く読めた/聞けたのがよかったのかもしれません。この2つをコンスタントに満点を取れれば、もうちょっと高得点が出たのにな、と思います。
Speaking
帰国子女でなく、かつ、英語を受験に使ったことがなく(18歳のときにはbe動詞の活用すら忘れておりました)、真剣に勉強しはじめたのは20代後半になってからなので、まあこのくらいかなと思います。育児休暇中で英語をほとんど話さなかったので、スピーチ練習を自分でやってみたりしていました。
Writing
一番困ったところです。なかなか得点が出ませんでした。しかし、変なこだわりとどうでもいいプライドを捨て、通信添削をやっているJackの指導に素直に従い(1ヶ月ほどお願いし、5本くらい書いたでしょうか)、テンプレートに沿って回答してみたところ、28点が出て、なるほどとその威力を納得しました。
【GMAT対策】
2回受けました。8月中旬と9月下旬です。産後3ヶ月間ほど、30分とか15分とか細切れの時間しかまとまって取れませんでしたが、細々と勉強し、1回目に受けて、620点で大いに焦りました。とにかく700点を超えなければと、その後1ヶ月は積極的に家事を放棄し最低限の育児と勉強をし、何とか710が出て、ほっと一息つきました。娘がまだミルクのみで離乳食が必要なかったのと、主人が買い物と食事作りと洗濯を引き受けてくれたのが、勝因と思います・・・。
1回目までにやったこと
・ 家にたまたまあった日本のGMAT予備校sの教材を解いてみる
・ 特にSCについては、これまた上記教材の中にテスト形式のものがあったので、解いてみる
・ PowerPrepを1回やってみる。間違えたものを復習。
2回目までにやったこと
・ GMAT Kingを購入し、オフィシャルガイドの問題を解く
・ オフィシャルガイドの解説をしっかり読む。それでも納得いかないところは、
インターネットなどで検索して解説を見つけて理解する。または、エッセイカウンセラーさんの好意に甘えて質問する。
・ 数学については、予備校教材を解いて、感覚をにぶらないようにする
直接授業を受けていないせいもあると思うのですが、私は日本の予備校教材よりも、オフィシャルガイドをしっかりやる方が、Verbalセクションについては、役立った気がしています。解説を読み込み、なぜこの選択肢でなければならないのか、をしっかり考える作業は、英文法をあまりまともに勉強したことがない私にとっては、大変ためになりました。
長く集中する時間がほとんど取れない私にとっては、GMATが一番大変と思っていたので、700点以上が出たときには、本当にほっとしました。点数が出た日に食べた、きふねのおすしは忘れられません。。。
【エッセイ対策】
個人でやっておられる,、日本人のエッセイカウンセラーの方にお願いしました。私が海外在住だったこともあり、完全にSkypeとメールでのやりとりでした。自分の今までの歴史を振り返る作業からはじめたので、自らのキャリアならびにその下支えとなる生き方についても、よく考えることができる機会となりました。
自分について考える作業は、6月から9月くらいまでで、実際のエッセイ作りは、9月後半から10月はじめにかけて行いました。エッセイカウンセラーさんに随分時間を融通してもらったので可能となったスケジュールであり、かなりタイトだと思います。
内容については、一般的に気をつけるべきことについて留意しましたが、特に、「相手にささり」かつ「自分の信じるところが出ている」ことについてこだわりました。
また、乳幼児に付き合っているとどうしてもマイルドに家庭的になっていくため、自分をストイックにテンション高く盛り上げるため、「振り返れば奴がいる」をしつこく見たのも、なかなか効果的かつ久しぶりに面白かったです・・。
【推薦状対策】
一緒にプロジェクトをやったことがある上司2人にお願いしました。両方共に日本人の方ですが、海外留学経験のある方だったので、スムーズにお願いすることができました。自分自身についての強み・弱み、またMBA留学の目的などを書いたものを渡して、参考文書として頂き、推薦状をご自身で書いて頂きました。
【インタビュー対策】
JackにSkypeで2回模擬インタビューをやってもらい、フィードバックをもらいました。変な間投詞をいれず、自信を持った話し方にするように練習できたのがよかったです。
他には、英語を話す機会作りとして、Skypeベースの英会話スクールを利用しました。内容は特に決めず、英語を口から出す練習としました。
特にスクリプト作りなどはせず、自分のエッセイに書いてあることを見直したりすることをしました。
当日は、非常にフレンドリーな雰囲気で、リラックスして臨むことができました。
【メッセージ】
子供が生まれて、1日の時間のほぼ全てを育児作業に割かれる新生児の頃に受験することを決め、準備を始めました。自分からほぼ片時も離れられないわが子を眺めつつ、外国でこの子を誰かに預かってもらいながら、シングルマザーとして(注:夫は日本にいますけど)学生生活ができるのか?と考えたり、そもそも近くに子連れで買い物に行くのですら一苦労なのに、インタビューに呼ばれたとして、子連れでケンブリッジまでいけるものなのか?、と様々な迷いがある受験生活でした。
しかしながら、子供も牛歩の歩みですが少しずつ成長し、不可能と思えたことも、一つずつなんとかクリアしてきました。インタビューの日の午後に組み込まれていた市内観光ツアーとその後の在校生やアドミッションとの懇親会には、ベビーカーを転がしながら参加しました(ずっと泣くので抱っこして歩いてましたけど。。。1stでしたので11月の末でしたが、雪がちらつき、とても寒かったです)。
主人の、「こんな機会、もうないかもしれないよ、やってみたら」の一言に最終的には背中を押されてはじめた受験ですが、色々な方に励ましをたくさん頂きました。これからの1年間、精一杯
ambitiousに頑張りたいと思います。

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