合格体験記 ( 2010 S.A )

【入学年度】 2010年
【年齢】 30, May 生まれの32歳(apply時)
【職歴】 2002年より今まで某シンクタンク(Nから始まる)のコンサルティング部門に勤務
【私費/派遣】 社費
【最終学歴】 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻(修士)
【国外経験】 5-8歳のときに3年間フランス。それ以降は2005年に2ヶ月ほど語学留学でイギリスに滞在した程度。
【Why MBA/Cambridge?】
社費ということもあり、1年~1年半くらいの期間の学校を探しており欧州の学校が自然とリストアップされてきました。
また、留学の目的として、欧州に加えてアジア各国や南米などのこれから発展する国の人々とのつながりを持ちたいという思いもあったために、diversityの面で多くの国籍を揃えている欧州のMBAが自分に合ってると考えました。
年齢も30を超えていたために、欧州のMBAの方が平均年齢が高く同世代が多いというのも理由です。
その中でCambridgeを含めて、OxfordやフランスのHEC等、すべて年明けすぐのラウンドで出しました。
CambridgeかHECでかなり迷いましたが、結果Cambridgeを選びました。
Oxfordは1月に出願したもののTOEFLの点数の関係で3月くらいまで審査が遅れたため、CambridgeとHECに既に受かっていたのでwithdrawしました。当初はINSEADやIMDも出願する予定でしたが、Cambridgeに受かってその魅力に引かれたため、力が入らずに受験終了となりました。
以下Cambridgeを選んだ理由です。
-カリキュラムが座学中心ではなく、グループワークやベンチャー企業とのコワーク、海外企業へのコンサルティングプロジェクト、などがあり、1年間で多くのことが経験できそう。
-生徒の構成が非常に国際色豊か。
-どうせ英語を学ぶなら、イギリスで学んでみたい。
-CambridgeのMBA以外の学生とも、College等を通じて交流できる。
-面接のときなどにお会いした在校生の日本人などがみな楽しそうで活き活きしていた。
-ビジネススクールの中では(良くも悪くも)新興なので、上記のような企業との交流などの取り組みをしており、いい意味で古い歴史にしがみついておらずこれからどんどん発展しそうな気がした。
-家族で生活するにあたって、Cambridgeは治安がよく自然も多い。かといって不便でない。日本では持ち家が都心にあるために、1年くらいは自然が多く中世の建物が多いところに生活したいと思った。
-Cambridgeが非常に有名な大学であり、日本においてもみんなに知られている。
-Cambridgeに面接に行った日がイギリスの冬には珍しく非常に良い天気で、すっかりcambridgeの街が気に入った(まあこういう運的な要素も大事でしょう)。
等です。
【TOEFL対策】
最終的には105点(R29, L26, S23, W27)でした。結局14回ほど受けて半年以上かかりました。以下遍歴。
・2009年3月、派遣が決まった後すぐにお試し受験。なんと100点(28, 25, 19, 28)が出る。「TOEFLって意外と楽なのでは?」と勘違いする。
・とはいえ、INSEAD等の学校がTOEFLミニマム105点を要求してたので受験は続ける。とりあえず、4月からAGOSでSpeakingの講座に通う。
・ところが5月に受けた2回は、93、89と急降下。
・6月以降も月に1,2回くらいのペースで受けるも9月までずっと95-100の間で推移し、自己ベスト更新できずの状態。
・しかも7月にOxfordにVisitした際、「今年からTOEFLのミニマムを109にする」、と言われ驚愕。
・実は点数が出なかった期間ネックになっていたのは、writing。初回で28をまぐれで出したせいか油断しており、その後は23とか22とかを推移していた。そのため9月からAGOSのwritingに通う(indepedent,integrate両方)
・そのせいか、9月後半以降は続けて100点超。10月中旬に受けたテストで105点が出て、Oxfordの109には届いていないものの、まあよいだろう、と思い終了。
総括:
最初に100点をまぐれで出したことが苦労の原因。完全に油断した。5月くらいにwritingなども含めて集中的にAGOS等で頑張ればよかった。
SpeakingとWritingはAGOSに通ったが、Listeningも行くべきだったかも。最後までListeningとWritingは安定しなかった。
私は日本の英語教育のみで育っている人なので、Readingは早くからいい点が取れた。長文ひとつに対して20分の回答時間だが、最終的には15分くらいで最後の配点の高い設問まで行けるようにしてた。
あとReadingとListeningのダミー問題は数回受けたらわかります(とはいえ今はテストの出し方が変わっているかもしれないので当てにしないで)
【GMAT対策】
3回受けました。600、640、680となって、680で終わりにしちゃいました。
・そもそも会社の派遣が決まった段階ではGMATがどういうテストだか知らなかった。
・5月、6月とAGOSのVERBALの講座を受ける。
・とはいえ、6月~8月はTOEFL対策で手一杯となり、GMATは後ろ倒しに。
・1回目を9月の初旬に受ける。V22、Q50で600、A5.0。先の長い戦いになることを覚悟。
・9月下旬に2日間のAGOSのVerbalの特訓に行く。
その後GMAT kingや、Manhattan GMAT(webベースの模試と練習問題を提供している。個人的には解説が極めて丁寧なのでお勧めです。模試6回分と練習問題へのアクセスができて、5千円程度だったような)で反復練習。
・10月上旬に2回目。V24、Q51で640、A4.5。少し安堵するも、Verbalがほとんど伸びてないことに不安を持つ。
・引き続きManhattan GMATとかで練習を重ねて11月上旬に第3回。V30、Q51で680、A5.0。点数が出た瞬間はMBA受験中最も安堵した。
・Verbalの点数がもう少し欲しかったので4回目を受けるか迷っていたが、680を出して気が抜けてしまったことと、エッセイのカウンセラー(AGOSのJ.Cです)から「僕なら受けない」と言われたこともあって3回でやめました。
総括:
これはもっと短期集中すべきだった。AGOSの講座を5,6月に受けておきながら初回の受験が9月というのがお粗末。7月に1回は受けておくべきだった。
ちなみにQuantitativeに関しては、元々理系だったこともあって苦労しませんでした。唯一気をつけたのは、時間管理。2分考えてその時点で正答率が50%以下だったらその問題は捨てました(その問題が最も難しい問題と割り切る)。
結果的にはこれを守ったら2回目と3回目は51点が出ました。しかも3回目は時間が5分くらい余って終わりました。
Vは結局コツをつかめずに終わりました、が、これも最終的に気をつけたのがtime management。最後の数問にSentence Correctionが出ることも多いので、必ず最後までいけるようにしました(第1回目と2回目は最後5問以上ランダムクリック。3回目は最後までやった)。
僕のように数学はまあまあできるけど、Vはよくわからん、という人は、Qで高得点を安定して出せるようにして、Vは5回受けて一回くらいは30点くらいいくだろう、という半分運ためしのような考え方がいいのかもしれません。。。
【エッセイ対策】
こちらも後手に回りました。ネタを棚卸したのが11月上旬くらいからでした。カウンセリングはAGOSに通いました。
・11月、12月と1校目のエッセイに取り掛かる(cambridgeではなくフランスのH●Cです)。
・この時期仕事が忙しかったこともあり、あまり進まず結局12月中旬までかかりました。週1回くらいのペースでカウンセリングに通っていたので1校目ができるまで約5回くらいでしょうか。
・その後年末年始にCambridgeとOxfordも仕上げました。1校目ができるとそれ以降はそこそこ楽です。
総括:
AGOSに通っていましたが、ネタを選ぶのと、そのネタでどのように自分をアピールするかに苦労して、そこをカウンセラーに助けてもらいました。
相当自分で書きあげたものを持った上でカウンセリングに望まないと、あまり得られるものも多くないので、書くのには時間がかかりました。
カウンセラーとは「次週までにどこまで書くか」といったことも相談しながら決めてたので、よいスケジュール管理になりました。
ちなみにCambrideのエッセイでは「人生の残りがあと1日だったらどうするか?」と「あなたが最もinspireされた場所はどこか?」の選択がありましたが(質問文の詳細は記憶あいまいです)、僕の場合はずっとテニスをやっておりウィンブルドンにいったことがあり、イギリスの学校だったこともあってこれをネタにしました。(admissionに受けたかどうかは不明です)
【推薦状対策】
社費だったこともり、直属の上司と同じ部の同僚にお願いしました。
推薦状とはいえ、共同作業的な要素も多かったように思います。
簡単に自分のことなどについて、ディスカッションをして、大体ネタなどを出してもらいました。
僕の場合はエッセイに書いている内容も仕事関連が多く、その仕事に推薦者も関わっていたことも多かったために、エッセイで書いているテーマを違う側面で見る、といった感じで結果的には書いてもらいました。
あとは、推薦状を書いてもらうような年末時期はみな多忙だったために、日本語で書いたもらったものをこちらで翻訳を手配して英語にしてもらって、最終的にそれを見てもらう、といったようになるべく推薦者に負荷がかからず内容面に注力してもらえるような配慮などはしました
【インタビュー対策】
正直エッセイなどに比べるとあまりしてません。
エッセイを自分で苦労した書いたせいか、エッセイで書いた内容については流暢に自然にしゃべれるようになってました。
ただし、某フランスの学校がプレゼンテーション込みの面接だったために、その練習はカウンセラーとしました。
あとは基本的にエッセイで書いてあることを、いかにコンパクトに強調したいところを際立たせていうか、という部分をカウンセラーと数回練習しました。
【メッセージ】
TOEFLやGMATなど終わりの見えない戦いが多いMBA受験ですが、やれば報われる、というのが正直な感想です。
多くの人にとって受験勉強をしたりテストを受けるのは大学受験以来かと思いますが、僕の場合は30歳を超えていることもあり、大学受験のときとは勝手が違ってました。端的にいうと10代と30代では記憶力や瞬発力が異なります。
今回のMBA受験ではきちんとひとつひとつ自分のものにしていかないと点数に結びつかないという感じがしました。ただし社会人を長くやっている分、エッセイのネタや面接では自身を持てたので、これは年を取ったいい影響かと思います。
僕の場合は仕事に加えて家庭(受験時3歳の子供と下の子を妻が妊娠していた)との両立も必要だったために(両立していたかは微妙ですが)、限られた時間でいかに頑張るかという点で苦労しました。今振り返ると、この環境下でTOEFL、GMAT、エッセイ等をやり遂げたことが一番の自信となっている気もします。
ちょっとした偶然や運に左右されやすいMBA受験ですが、きちんと自分のやることをしていれば自分にとっていい結果が生まれると思います。自分が何をしたいのかを見つめ直して再考するいいチャンスと思って頑張ってください。

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