サマースクール: 2010年度EAP

2010年度EAP(English for Academic Purpose)について
概要
ケンブリッジ大学のLanguage Center は毎年8月の中旬から約1ヵ月間、大学院に進む学生のための英語の事前準備のためのコースとしてEAP (English for Academic Purpose)を開催しています。
2010年のEAPは8月16日(8月15日に参加者の顔合わせのための夕食会がありました)から9月23日の間で開催され約80人の学生が参加しました。MBA生だけはMBAコースの開始が9月20日だったため一足早く卒業しました。9月19日の夜にはフォーマルディナーがPeterhouseカレッジのダイニングルームで開催され、学生は講師からCertificateを授与されました。
2010年のコースの参加料金は1,854£でした(前年から少し値上がりしたそうです)。宿舎と月曜日から金曜日までの朝食及び夕食の提供を希望する学生はアコモデーションのコストとして別途1,150£がかかりした。2010年の宿舎はPeterhouseカレッジが提供する建物でした。
受講した学生
2010年のEAPコース参加者の大多数はコース終了後ケンブリッジ大学の大学院 (MBA、M Phil 、Ph.d等) に進学する学生で、英語を母国語としていない国の留学生が多かったのですが、ケンブリッジ大学の学部に進学する学生、イギリス内の他大学に進学する学生や純粋に英語を学びにきた学生等も参加していました。
参加者の内訳を国籍別でみると国際社会で台頭する中国を象徴するように中国人が一番のマジョリティでした。その他東・東南アジア(韓国、日本、台湾、タイ、マレーシア、ベトナム、モンゴルなど)、中央アジア(カザフスタン)、東ヨーロッパ(アルバニア)、南アジア(インドなど)、南米(チリ、コロンビア)、ヨーロッパ(ギリシャ、フィンランド、ベルギー、デンマーク、ドイツ、フランス、イタリア)、アフリカ(ガーナ)等からの留学生が在籍していました。このコースは毎年アジア人が多いコースなのですが、今年もアジア人の参加者が多かったように思われます。今年の日本人の参加者は9人でコース終了後にMBAに進学する学生はそのうち4人でした。
学生の英語のレベルは、年度や参加するクラスや年度によって異なるようなので一概にはいえないのですが、ネイティブスピーカーとかわらないレベルの学生も相当数いるようでした。
授業の内容
コースの参加者は4クラスに分けられ、約1か月の間それぞれのクラスの運営を担当する講師のもとで授業をうけました。授業は月曜日から金曜日まであり、クラスの時間割は9:30-11:00、11:30-13:00、14:00-15:30(この時間帯のクラスはないことも多い)のクラス単位での授業があるほか、Speed reading、Speaking、Pronunciation、Debating等の個人単位のクラスが開講され希望する学生は先着順でとれることになっていました。
授業の内容は各クラスの講師の裁量によって運営されていたようですが、全クラス共通で3本のエッセイ(1回目:500文字、2回目:1,500-2,000文字、3回目:3,000-4,000文字が目安)の提出とクラスの学生を前にしたプレゼンテーションが課されるほか、毎週火曜日の10時から約1時間、レクチャーホールで外部のゲストスピーカーを招いたレクチャーが開催されました(2010年の題目は、ケンブリッジの歴史、ネアンデルタールについて、マテリアルサイエンス、ビジネスなどでした)。
その他授業外のソーシャルプログラムとしてグランチェスターへの散歩、パブの見学、オックスフォード旅行やロンドン旅行、シェイクスピア観劇、などが組まれていました(参加は任意でした)。EAPが組むプログラムのほか授業で知り合った学生同士で連絡をとりあったりして週末に食事を食べにいったりしていました。
EAPのメリット
コース自体の評価については、参加者それぞれの方の目的や立場によって意見がわかれるところだと思いますので、参加者の体験記を読んでいただければと思いますが、EAPコースに参加するメリットとして英語の習得以外によく挙げられるのが、MBAコース(M PhilやPh.dも同様)が始まる前にケンブリッジでの生活を8月の中旬から始められることだと思います。
例えば銀行口座の開設はLanguage Centerに頼むと学生としての身分を証明するレターを出してもらえるのですが、これを各銀行にもっていくと比較的早く開設ができるような印象があります。そのほか携帯や自転車の購入なども一足早く行うことができます。特にご家族がいる方はMBAの本コースが始まって忙しくなる前に英語の準備と生活の立ち上げができるのはそれなりに貴重な機会といえるのではないかと思います。

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