2010年EAP感想-3

EAPコースの内容

EAP=English for Academic Purposeとあるとおり、これからcambridgeの大学院で研究をする留学生が、英語でのプレゼンテーションや論文・レポートをきちんとできるようなskillを身に着けさせることを目的としてます。
そのために、英語そのもの授業というよりは、「学術的文章の書き方」や、「効果的なプレゼン方法」等が授業内容であり、いわゆる語学学校とは少し異なります。「英会話学校」を期待して受講すると期待外れとなるかもしれません。ちなみに生徒は半分程度が中国人、韓国人・日本人が合計2割程度、その他は欧州と南米やメキシコからの人がいます。
各週の授業の大まかな内容と課題は以下のとおりです。年によって多少変わるとは思います。
第1週:基本的にオリエンテーション。学生証の配布や学内情報システムのID/pwdの設定等。
5分程度の自己紹介プレゼンもあります。
第2週:効果的なプレゼンの方法などを学びます。1人10分程度のプレゼンテーションがあり(テーマは自由)、皆からフィードバックをもらう。後は大学施設の見学等が組み込まれています。
第3週:主に学術的文章や論文の書き方について。用語やgrammarだけでなく、構成等についても学びます。。この週に1500~2000wordsのessayの課題の締切があります。
第4週:コミュニケーションの取り方等についてのノウハウ等。学生が遭遇しそうなケースを想定して、Eメールの書き方や電話での交渉の仕方などがケースとして取り上げられました。ただしあくまでも英語そのものではなく、いかに相手に失礼にならないように自分の要望を効果的に伝えるか、ということに重点が置かれてます。
第5週:この週もacademic writingに重点が置かれ、論文をいかにブラシュアップさせるか等をやります。この週の最後が3000-4000wordsのessayの締切です。さらにMBA生はいち早く離れるために20分のプレゼンもやります。
上記に書いた以外に、毎週departmentから専門家が来て1時間ほどlectureを受けて、ノートの取り方等も学びます。また、その授業ためのpre-readingの課題が毎回15-20ページ分くらいあります(A4で小さい文字でぎっしり)。さらに第3週以降は各人の要望に合わせて「speed reading」や「debate」等のオプショナルセッションが自分の目的と合わせて受講できます。また、発音の個人指導もしてくれる。MBA生向けに簡単なケーススタディをグループでやる授業も用意されていました。
プラグラム自体は毎週課題があり、最後には3000words以上というA4にして10枚以上のessayを書く必要があるために結構大変です。essayのテーマは自由ではあるものの、そのテーマに関する学術論文等をいくつか読むなどした上で論旨を展開することを求められるために、書くだけでなく参考文献を読み準備することも必要となります。そのため、授業が終わった後も自主的に活動する必要が出てきます。この辺は自主性を重んじる?Cambridgeらしさが出ているともいえますが・・・
1.所感・将来の受験生でEAPを受講するかを考えている人へのアドバイス等
全体として受講してよかったと感じてます。
少なくとも1ヶ月は授業中、他生徒との会話等の局面で英語を使ったので英語には慣れてきました。授業の内容としてはかなりwritingの比率が多いのですが、合計5000words以上のessayを書いたことでspeakingも含めてvocabularyが増えた気がします(増えたと信じたい・・・)。
また、academic englishというものを学んだことは、今後essay等を書く上でためになると思います。MBAでもessayはたくさん書くようなので。
speakingはプレゼンをみんなに評価してもらったり、個別の発音指導があったりするので、自分の悪いところを再確認できました。自分の場合、日本人らしく「th」の発音や「L」と「R」の発音に問題があるようです・・・(”I think”が “I sink”になる)。授業以外にも色々なsocial programmがあるので、週末もみんなでoxfordに行ったりしていました。自分は家族持ちだったこともあり、あまり参加しませんでしたが、いち早くcambridgeに来て週末なども含めていろいろな活動ができることはよいと思います。
授業以外の面では、学生証がもらえたり、cambridgeのイントラに入るためのID/PWDの設定、図書館の利用などもできるために、学生生活の初歩的な立ち上げは済ますことができる。また銀行口座に必要な書類を書いてくれたりするので、銀行口座も開設でき、MBAが始まる前に生活の基盤を整えられることはメリットが大きいです。特に家族連れでcollege以外に住んでいると色々な手続きが必要となるために、EAPの昼休みや空き時間にこれらの用事を済ませられます。MBAが始まってからではしんどかったでしょう。宿題等が多いとはいえ、毎日こつこつやっていれば週末全部がつぶれることはないので、週末に日帰りで遠出したり1泊で旅行に出かけられるのもよかったと思います(8月と9月はいい季節なので)
ちなみにEAPに参加するとその後もlanguage centerの施設を使ったり、先生に相談したりできるみたいです。これはどれくらい必要があるのかわかりませんが、いざというときに語学面でサポートしてくれる人がいるのはいいことでしょう。
イギリスではLSEやImperial college等もサマースクールを開催していますが、こちらは基本的にはテーマを決めてその授業を数週間くらい受けるといったものなので、EAPとは趣向が違います。「授業を受けることに慣れる」「先生の言うことを聞き取れるようにする」といった観点ではそちらの方がいいかもしれません。
EAPは他のサマースクールに比べて遅い時期に始まるので、理想的にはLSE等のサマースクールに行ってからEAPに来る、ということができれば理想的なのかもしれませんが。。。(費用、VISA等が許せばですが)
2.ケンブリッジに最初にきて生活上戸惑った点
通常EAPコースをとると、collegeのaccommodationも一緒に提供されるのですが、自分は家族がいることもあり、collegeではなくflatを借りました。そのために電気等のサービス等の契約を自分でしたので、それが予想以上に面倒でした。まず銀行口座がないとなかなか話が進まず、揚句の果てには隣の家のメーターで料金が計算されていた、等、日本では考えられないことが起こります。あとは、イギリスは水が硬水で、さらには空気が乾燥しているので、自分は渡英してから肌が荒れたり、咳が出たり、コンタクトに目が拒否反応を起こしたりと、色々体調面で日本では起こってないことがありました。
幸い家族はみな大丈夫でしたが、家族持ちの人は特に常備薬を持ってくると同時に、保険等は加入しておくことをおすすめします。
イギリスの公的な保険(NHS)のサービスは最低限のことしかしてくれず、特に幼児は予防接種の状況確認等で登録に時間がかかります。
日本ではおいしくないと評判のイギリスのごはんですが、自分はあまりまずいと感じたことはそれほどありません。
自宅で食べているせいもあると思いますが、外食しても特に違和感なく食べれますし、日本料理などもあります。(たまにはずれがありますが。。)
イギリスにはここ5年くらいほぼ毎年来ているのですが、年々ごはんのレベルは上がっている気がします。
スーパーにはいわゆるレンジでチンして食べれるprepared foodがあり、中華やインドカレーなど種類も豊富です。
こちらも結構手間がかからないわりにはおいしいと感じてます。ちなみにcollegeの食事はわかりません。
3.その他他国のEAP生との間での思い出・夏のケンブリッジの印象などなんでも
EAPの最後にはクラスのみんなに担当の先生にsurpriseでプレゼントをあげたりして、一体感が生まれました。
今後なかなか会えないと思うとややさびしいです。クラスには中国人が多かったのですが、みな英語もプレゼンも上手で、非常によい刺激を受けました。
8月に渡英したときの日本は異常に暑かったために、こちらの気候は快適でした。持ってきた短パンやポロシャツはほとんど着ませんでした。。
天気がころころ変わるのは事実で、数回ほど自転車に乗っていて豪雨に会いました。
しかもその10分後にはからっと晴れたりします。今は必ずレインコートを持参してます。

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