2011年 GCP 感想 – 石油会社(イギリス)/企業家養成プログラム(ルーマニア)

GCP感想
以下は今年の在学生によるGCP(Global Consulting Project)の感想です。GCPは3月の終わりから4月の下旬までの期間でおこわなれるプロジェクトです。学生はチームを組んで外部のクライアントに対してコンサルティングのサービスを提供します。
————————————————-
GCP(Global Consulting Project):
Lent Term(3月の下旬)終了後、Easter Term開始(4月の下旬)までの期間でおこわなれる外部のクライアントに対するフルタイムのコンサルティングプロジェクト。クライアントはMBAオフィスがソーシングしたクライアントの他、学生個々人がソーシングしたクライアントを選択することも可能。Cambridge Venture Projectと異なり、クライアントにはどのような組織を選択することも可能。
CVPと異なりGCPプロジェクト期間中はほかの授業がないため、学生にとっては約1か月のフルタイムプロジェクトとなりCambridgeのカリキュラムの中でも大きな比重を占めるプログラム。
基本的には、MBA Officeが様々な企業に対してプロジェクトの募集をかけてプロジェクトリストを作成する為、その中から希望するプロジェクトを選択することもでき、多くの学生はこのリストから選ぶ。自分が特別にやりたいプロジェクト、担当したい企業がある場合は年内から該当企業に自らアプローチをしてプロジェクトを獲得する必要があり、毎年一定数そのようなプロジェクトが存在する。
作業の場所は、クライアントによって変わり、今年も、中国、インド、アジア、東欧など、多岐に渡った。プロジェクトの内容もクライアントの嗜好に合わせて千差万別である。
評価はクライアントに対して行われるプレゼンテーションに対するクライアントからのフィードバックとMBAオフィスに提出するレポート、及びメンバー同士のPeer Reviewによる。
GCPの期間はGroup workにあてられるため、この期間にまとまった休みはないが、クライアントとの交渉によってプレゼンテーションの期間を早めたり、プロジェクト期間中に一定期間の休みを設けることも可能。
————————————————-
男性(出身:保険会社)
3月後半から1か月かけ、MBAプログラムの山場ともいうべきGlobal Consulting Project (GCP)に取り組みました。先学期に行ったコンサルティング実習はケンブリッジ近郊のベンチャー企業が対象でしたが、今回は世界中のグローバル企業が対象となります。私のクライアントは大手石油会社で、テーマは「Water Value Chain」でした。水資源に対する獲得競争が人口の増加、気候変動等で激しくなる中、水を大量に使用して石油の採掘、精製を行っている会社が、実際各オペレーションの過程でどのように水を使用しているか分析し、今後どのように効果的に水資源を獲得、使用していくか戦略を練る、というのが主眼でした。会社の社員や取引先、監督官庁等にインタビューを実施(延べ30名以上)、油田基地があるスコットランドまで出張してデータを収集、分析を行いました。
コンサルティングの細部については守秘義務があるため詳述は差し控えますが、1か月のうち半分を大手石油会社のオフィスで過ごし、世界的なグローバル企業に入り込んで業務を行うという、貴重な経験となりました。社員の方はみな優秀で有能な社員(と立派なオフィス)をかかえた会社だと感じました。但し、会社が巨大である分(社員約8万人)、全社的な連携、知識の共有が十分でないと感じる部分もあり、大企業が抱える共通の課題を再認識する思いでした。最終日にはプレゼンを行い、プロのコンサルタント顔負けの出来栄えであるとクライアントからお褒めの言葉を頂くことができました。

男性(出身:不動産)
守秘外務があるため、プロジェクトの詳細はかけませんが、プロジェクトそのものはルーマニアの企業家養成プログラムの一環としてそれぞれの企業家の(卵の)ビジネスプランを評価する、といったものでした。
クライアントはアメリカの企業家で今はイギリスで後進の企業家の指導にあたっている人物が主催する団体でした(イギリスでは相当の有名人)。クライアントは今年始めてGCPに参加したので、先方の期待する成果物とGCPのプロジェクトで期待される成果物にマッチさせるのに手間取りましたが、最終的にはMBAオフィス・クライアントとの双方が満足する解決点を見つけることができました。
プロジェクトの関係で1週間弱ルーマニア(ブカレスト)に滞在しました。東欧にいったことがなかったので街の景観からルーマニアのアントレプレナーとの交流までとても新鮮でした。
チームメンバーの構成もドイツ、ロシア、ブルガリア、台湾、日本、と多岐に渡り、それぞれの視点でプロジェクトに貢献しようという意欲の強いGroupだったと思います。その分プロジェクトの進め方や最終成果物の内容などに亘り多くの意見がでて、意見の調整に相応の時間を要しましたが、その分最終の成果物はクライアントの期待値を上回るものを渡すことができたと思っています。私は最終的にクライアントへのプレゼンテーションの半分以上を担当しクライアントからのフィードバックと秋以降の仕事の誘いも受けました。
総じて、多国籍のチームのまとめ方から自分の強み、弱みまで考えさせられた貴重な経験となりました。

広告