Class of 2010-2011 就職活動体験談(2)

以下は2010-2011年の日本人MBA生(私費)の就職活動についての感想です。就職活動は個々人の置かれている状況により様々な形になりますので体験談としてご覧ください。

非常に役に立った参考資料を2つ、そしてMBAのキャリアサービスについて、個人体験談をご紹介します。
1.Vault Careers Guide (http://www.vault.com/wps/portal/usa)
投資銀行、コンサル、エネルギーなど業種と職種ごとに面接で聞かれる質問と模範解答が約100個ずつ載っています。私はPrivate Equity/Hedge FundとFinanceの資料を参考にしました。キャリアサービスから推薦される数多くのサイト、参考資料の中でも際立って中身が濃く、お薦めです。ページ数が150ページ前後と多いので、1日7~10ページなど自己管理しながら読む必要があります。
2. Interview Stream (http://cambridge.interviewstream.com/)
ウェブカメラを使って、自分の顔と回答を録画しながら面接ができるソフトです。質問も1,500個ほどあります。面接での質問に対して、満足がいく回答を即座に本番で言うことは、初めは難しいため、いい練習になります。質問に対して何を答えたか、どんな顔で言ったか、どれぐらいの時間を使ったかが分かります。私は必ずひっかかる質問と自分の顔のむくみに気づかされました。録画した自分の動画を見ながら練習するのは結構恥ずかしいですが、リターンは大きいです。
自己紹介や志望動機など、各個人に関する回答は、キャリアサービスの人と模擬面談でチェックしてもらいましょう。
『なぜ前職を辞めたか?』と面接で聞かれ、ネガティブなことばかりをしゃべってしまうのは、MBA生でも多いそうです。100%ポジティブなら会社辞めないでしょうと聞いたところ、もっとforward lookingでキャリアをさらに発展させたい的なことを言わないと、雇ってもまた辞めてしまうと思われると助言を頂きました。
また、新オフィスを作り、前職で営業の新規開拓に成功、さらに売上・利益をチームで~億ドル伸ばしたと、自己紹介で言い放ってしまう(私のような)人も、面接官からすれば”So What?”の一言に尽きるので、だから御社のこの分野でこう活躍できますともっと具体的に言いましょうと指摘されました。
企業研究は結構大変です。
ウェブサイトを見ただけでは、”We are the world’s leading~” 、“The top tier~”など一般的な宣伝文句しかなく、どの会社も同じに見えることが多々あります。また、金融危機でほとんどの金融機関が大赤字を計上、リストラをした直後だったので、そこから志望動機を捻り出すのは一苦労しました。苦し紛れにM&Aランキングや資産運用残高などを志望動機にしてみたところ、”Some firms are happy with their second-tier positions”なので、企業研究が足りないとキャリアサービスに一蹴されたこともあります。そこでWikipediaを始め、数日かけて一社ごと丁寧に企業研究を重ねるようにしました。少なくとも1人10~20社は受けるのが普通なので、かなりの時間がかかります。
授業と転職活動を両立させることは大変ですし、時間もかかります。
卒業して無職となるリスクを考えるとプレッシャーは増し、今一度MBAに私費で来た覚悟を試されます。また、景気の波という不確定要素にも大きな影響を受けます。
しかし、MBA生の8割以上は私費留学であり、彼らと面接練習やキャリアプランをパブでビールを飲みながら話すと、自然と刺激を受けます。そして、職をみつけた時はみんなで喜んでくれます。私費でいらっしゃる方は是非、頑張って下さい。

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