ケンブリッジでの買い物

• ケンブリッジは小さな街ですが、Waitrose、Marks & Spencer、Sainsbury’s、Tescoといったイギリスの代表的なスーパーが全てありますので、日用品の買い物で不自由することは殆どないはずです。加えて、 Waitrose等は 、日本であえて例えるとイトーヨーカドーと成城石井の中間のような位置づけで、良質の食料品を一通り揃えていますので、スーパーの買い物だけでもかなり楽しめます。
• また、各スーパーのオンラインショッピングも充実しているため、家族帯同で来られ、かつケンブリッジで車を購入される予定が無い方でも特に問題なく買い物を済ませられるはずです 。
• 日本食材をはじめとするアジア食材もある程度のものは、ケンブリッジ市内のSeoul PlazaやRevital等で購入可能であり、また、ロンドンのJapan Centreのオンラインショッピングを利用すれば、(日本と比べると当然割高になりますが)殆どの日本食材は手に入りますので、基本的に日本から日本食材を持参される必要は無いと思います。
• オーガニック系の食材、地元の野菜、チーズ等を販売しているローカルの専門店も多数ありますので、生活が落ち着いた段階でこうした店に色々とチャレンジされると、ケンブリッジでの食生活がぐっと充実されると思います。
1. ケンブリッジ市内(徒歩&自転車圏内)
1) スーパー
• Waitrose (Fitzroy Street)
やや高級指向のスーパーで、 良質の食料品が手に入ります。ケンブリッジ市内にあるこの店舗は敷地面積がやや小さいですが、 肉、野菜及び果物等の一般的な食料品については大体揃います。
• Marks & Spencer (Sidney Street)
Waitrose同様やや高級指向のスーパーという位置づけで、かつJudge Business Schoolからもアクセスの良いCity Centreにあります。生鮮食料品が充実しており、特に魚の切り身パックは便利です。また、オーガニックの卵の黄身が濃くて新鮮、ハム、チーズ、ウィンナー等もOK、パンもあれこれ美味です。
• Sainsbury’s (Sidney Street)
City Centre内のスーパーの中では大規模で、かつそれなりの質の食料品がリーズナブルな価格で販売されています。また、日用品や調味料などのラインアップも充実しており、大体のものが ここ1箇所で揃うため、利用者が多いです(したがって、オレンジ色の袋を下げて帰宅する方を市内でよく見かけます)。なお 、市内中心部にある大手スーパーの中では唯一Chinese leaves(白菜)やOyster Mushroomが販売されているため、中華及び和食を自炊する場合には重宝します。
• Sainsbury’s (St Andrews Street)
上記Sainsbury’sの小規模版。学校のからのアクセスが良い上、毎日23時まで営業しているため、忙しいときは便利です。
• Co-operative (Grantchester Street, Histon Road等)
Coopブランドの野菜は新鮮美味なものを揃えています 。牛乳他飲料、チーズ、薄切りハム、卵、ひき肉など、Coopブランド物なら品質面で一応安心のはずです。但し、賞味期限には要注意で、特にパン等は保存料が使用されないためか、期限前でもカビることがあります(湿度が低いので日本ほどではありませんが)。なお、Grantchester Street 沿いの店舗は、Wolfson College周辺にある唯一の大手チェーンのスーパーですが、食料品の品揃え及びクオリティがいまひとつです。
• Post Office (Grantchester StとDerby Stの間)
本来のPost Officeとしての機能の他、日用品及び食料品が販売されていますが(コーヒー豆も一通り揃っており、その場で挽いてくれます)、近くにあるCo-operativeとButcherで大体の物が揃ってしまうため、あまり利用頻度は高くならないかもしれません。
2) 専門店(日本食材/オーガニック食品販売店等)
• Seoul Plaza (Milton Road)
http://www.koreafoods.co.uk/en/retail_04.php
中華、日本、 韓国食材専門店です。米、インスタントラーメン、(手抜き定番の)カレー及びシチューの固形ルー、うどん、だしの素、納豆、豆腐、各種調味料(醤油、酒、みりん等)、各種冷凍食品(餃子等)など中華及び和食を調理する上で必要となる基本的な食材及び調味料は大体入手可能です。また、薄切り肉(豚バラ、牛しゃぶしゃぶ)が入手できるので重宝します。何より、納豆にキムチに味噌汁でほっとします。
• Cambridge Farmers Outlet (Lensfield Road)
http://www.qype.co.uk/place/192691-Cambridge-Farmers-Outlet-Cambridge
学校から最も近い、地元産をメインとした店です。毎日焼きたてのオーガニックパンが入荷される他、野菜も非常にフレッシュなものが多いです。チーズも、地元の様々なチーズが置いてあり、概してどれも食べやすく、日本人にも受け付けやすいと思います。ジャムも、地元さんの、生産者の顔が見えるようなものが置いてあります。ちなみにチョコレートまでケンブリッジ産があります。お肉・たまごなども揃います。
• Arjuna (Mill Road)
http://arjunawholefoods.co.uk/
Mill Roadにある自然食品店で、地元産オーガニック野菜が販売されています。生産者の顔が見えるようなものが多く、たまに泥とかもついていたりします。乾物は世界各地から来ていますが、お店で量り売りしているものはスーパーより多少安く質がいいものが揃います。玄米、味噌、醤油、麺類、豆腐などもオーガニック商品がありますし、ベジタリアン&ビーガン系の商品にも強いです。
• Market Place (Saint Edwards Passage)
City Centreで毎日開かれているマーケットでは、 新鮮な野菜が販売されています(但し、町の真ん中にあるため、市内中心部から離れたところに住んでいる場合、自宅まで持ち帰るとなると重くなるので厳選する必要あり)。また、日曜日にはオーガニック野菜のお店が出ます(いつも教会の前辺りに出ていました)。ここは安くて質も良くて、育てている人から直接買えるので色々話も聞けます。大量生産の農場ではないので、旬のものが中心。夕方にはほとんど売り切れるので早めがおススメです。
• Revital (Bridge Street)
http://www.revital.co.uk/Revital_Health_Shop_Cambridge
ハーブティー(ティーバッグ)の種類が、ケンブリッジ市内で最も充実していると思います。また、Clearspringsブランドのものも、ここが最も豊富なラインナップを持っており、オーガニックの玄米味噌・赤味噌・白味噌が手に入ります。梅干や青海苔などもあります。生ものが少ないものの、色々な味のついた揚げ豆腐などがあり、簡単な炒め物の一品など作るのに、とても便利です。クッキーなどのお菓子も、オーガニック製品のものがそろいますし、サプリメント、シャンプー・クリームなどもおいています。
• Butcher (Grantchester Street)
Wolfson Collegeから徒歩圏内の肉屋。良質の肉がリーズナブルな価格で手に入る上、地元の野菜及び自家製の クロワッサン 等も販売されているため、 Wolfson College周辺に住む 場合は重宝します。但し、平日でも17時に閉まってしまうため、一人暮らしでかつ授業が忙しい時は、行けないことが多くなります。
• Cambridge Cheese Company (All Saints’ Passage)
http://www.qype.co.uk/place/86589-The-Cambridge-Cheese-Company-Cambridge
チーズの種類が、ケンブリッジ市内で最も豊富です。味見なども喜んで受け付けてくれますし、チーズ屋としてのプロフェッショナル度は高いと思います。基本的には、地元のチーズを選んだほうが、鮮度などもよく、美味しい気がします。フランスらしいパテなどのお惣菜、イギリスらしいパイ、ハムの切り売りなどもあり、お酒のおつまみ選びにはとても便利です。お手ごろな価格帯のワインやシードルなども置いているので、チーズに合うものを聞いてもいいでしょう。干し無花果や干しなつめやし(Dates)などのドライフルーツも置いてあり、台所や居間に常備しておくと、ヨーロッパらしい気分が味わえると思います。
• Cote (Bridge Street)
http://www.cote-restaurants.co.uk/Cote_Cambridge.html
Bridge streetにあるビストロです。ケンブリッジ市内では、最もバゲットが美味しい店のような気がします。おそらく、ほぼケンブリッジで唯一、Baguette traditionelleを作っているのではないかと思います。残念ながら、このバゲットは売ってくれませんが、しかしながら、クロワッサンやパンオショコラは売ってくれます。La patisserie valerieのものよりも、よりフランスのものに近い気がします。
• Whittard of Chelsea (Petty Cury)
http://www.whittard.co.uk/
紅茶及びコーヒーの専門店。コーヒー豆の種類が豊富で、フレンチプレス用やペーパーフィルター用等、要望に合わせて挽いてくれます。なお、イギリスではフレンチプレスが主流であり、ペーパーフィルター用のコーンはあまり販売されていませんので(ペーパーフィルター自体はスーパーで普通に購入可能です)、探す苦労をさけたい場合は、日本から持参された方がいいかもしれません。
2. ケンブリッジ郊外
• Waitrose (Hauxton Road)
http://www.waitrose.com/bf_home/bf/651.html
自家ベーカリー製品がフルラインナップで揃ったり、お肉・魚・チーズなどがカウンターで買えるのが便利です。サイコロステーキサイズのお肉も、好きな量だけ買えるので、小分けにしてパックしてもらうなどすると良いかと思います。Food doctorのベーカリーシリーズが色々揃っているのも、非常に魅力的でした(イギリス人も、このブランドのピタパンが最も美味しいと言っていました)。和食の調味料なども、Clearspringsブランドのものがほぼ全て揃っているため、便利かと思います。
• Tesco (Barhill Extra)
ケンブリッジから北西に10キロ弱くらいのところにある大型店舗です。とにかく大きくて、電化製品や掃除や洗濯グッズ等がそろいます。なお、自家ベーカリーのクロワッサンはそれなりの水準です。また 、バス代は高くつきますので、リターンの切符を購入した方がベターです。
• Coton Farm Shop
West Cambridgeから西に行き、M11を越えてしばらくするとあるCotonという村にある店です(徒歩5分強にCiti4バス停あり、市内から15分程度)。基本的には園芸グッズを扱っていますが、一部野菜や食品を扱っており、 新鮮な野菜が入手できます。また、手作り苺ジャム・無花果ジャムが(甘いですが)美味です。
• Aldi & Iceland
Histon Roadを少しいったところにあるスーパーです。Icelandは冷凍食品専門で、Aldiはとにかく色々なものが安いです。
• Morissons
Cambourneというケンブリッジから西に10キロくらいのところにあるスーパー。 魚介類が比較的充実していて、タコが買えます。
3. オンラインショッピング
• Ocado(www.ocado.com)
数あるオンラインサイトの中で最も商品とサービスのクオリティが高いと思います。基本的にはWaitroseの商品を扱っていますが、当日焼き立ての自社ベーカリー製品は、違うメーカーのものを使っています。また、オーガニック製品なども充実しており、おそらくWaitroseではあまり扱っていない、Daylesfordブランド製品も数多く手に入ります。
30分刻みの1時間単位で配達時間を指定でき(6:30-7:30, 7:00-8:00, 7:30-8:30・・・というスロット構成)、さらに配達可能時間が、朝6時半から夜11時半までの間と非常にフレキシブルです。配達時間にもよりますが、当日朝2時頃までオーダーが可能なので、急なニーズにも対応可能です。また、商品が箱に詰め込まれているのではなく、あくまで買い物袋に、冷凍・冷蔵・常温のものと別々に入ってくるので、受け取った時にも処理が簡単な上、袋はゴミ袋として活用できるので便利です。玄関先までではなくて、家の中の希望の場所まで運んでくれます。
そもそもWaitroseがネット通販を開始する以前に、Goldman Sachs出身者等により、Waitroseの商品をベースにネット通販に絞って事業を立ち上げた会社が運営している為か、オンラインでのニーズへの対応には一日の長があるように思います。例えば、購入した商品のレシートはA4サイズで、消費期限毎にソートされており、何をいつまでに使うべきなのか、冷蔵庫の周りに貼って活用できるようになっていたりします。過去の買い物履歴を参照した、お勧め商品リストなども、かなり精度高く自分の嗜好をついてくる上に見やすいので、とても面白いです。
• Waitrose
こちらのオンラインショッピングは、Ocadoと比較して利便さには劣るものの、サービスはとても丁寧です。Ocadoと異なり、Waitrose自社ブランドの当日焼きたてベーカリー製品群が手に入るのが良かったです。ただ、2010年3月頃に、通販サイトをフルリニューアルしたのですけれども、その時に大きなトラブルが発生して、注文が一切できない状況になりました。大変なクレームがついて、FTにも取り上げられたように記憶しています。現時点での状態は分かりませんが、それ以降、Ocadoに乗り換えました。リニューアル前の経験から言うと、配送スタッフも非常に親切でよかったので、元に戻っていれば良いなと思っています。
• The Cambridge Organic Food(http://www.cofco.co.uk/site/)
ケンブリッジにあるオーガニック農場でとれた野菜、果物、卵、粉類などを配達してくれます。クラスメートがよく使っていましたが、質もよく毎回満足していたようでした。
• Tesco Direct (http://direct.tesco.com/)
日用品及び食料品の8割程度をカバーすることが可能。ネットで注文して、2時間スロットで指定した時間に配達してくれ、イギリスには珍しく遅れることはまずありません。配送費は時間帯等により異なりますが、大凡5ポンド以下。自宅配送のため、ミネラルウォーター等を買うときには便利ですし、土日に日用品の買い物に行かなくて済むのは時間の有効活用的にも便利です。
4. 各種Tips
• 買い出し
– 日用品で重いもの(水・酒類・定番の調味料・洗剤類など)とかさばるもの(紙おむつ・トイレットペーパー・キッチンペーパー類)は、定期的に各スーパーでオンライン購入して宅配してもらうと便利です(Tesco,Ocado,Waitrose,Sainsburyなどなど店頭で製品を確認のうえ、お好みでチョイス)。
– なお、Waitroseでは店舗購入した商品を即日宅配するサービスがあり、当然種別に温度管理をして配達してくれますので生鮮品も安心です 。
• ベビーフード/離乳食
– 非常に充実しており、バラエティに富み、質も日本より良いと思います。化学添加物や、砂糖/塩などの添加が一切無く、オーガニック栽培のもののみ原料として使っているブランドが、複数あります。
– フルーツピュレなどは、ネット通販などですと簡単にフルラインナップからバラエティ豊かに選ぶことができますし、とても重宝しました。
– また、普通にスーパーなどに行っても、オーガニック商品が豊富にあるので、気を使って離乳食を自作する場合でも、原料に困ることはありません。
– 日本的な食材についても、Clearspringsというブランドが、基本的に全て有機栽培による、うどん・しょうゆ・みりん等々を出しており、こだわりの全オーガニック離乳食作成も、日本より容易に可能かもしれないと思いました。
• オーガニック商品
– 徒歩&自転車で気軽に行ける範囲にあるWaitrose、 Sainsbury’s、Tescoではいずれもオーガニック商品が買えます。野菜だけでなく、パンやパスタ、クッキーなどのスナック類、粉類、牛乳・チーズなどの乳製品、卵、肉、魚介類(主にサーモンやえび)などです。それぞれのスーパーで質は微妙に違いますが、新鮮なものを買えば大差はない感じです。ちなみに、Waitroseにはチャールズ皇太子のオーガニック会社「ダッチー・オリジナル(Duchy Originals)」の商品が置いてあります。
– ベジタリアンレストラン「Rainbow Cafe」( http://www.rainbowcafe.co.uk/)キングスカレッジの前にベジタリアン&ビーガン料理が食べられるお店があります。グルテンフリーやナッツフリーにも対応してくれます。
– 上記の他、例えばジーザスカレッジでは院生が集ってカレッジ内に畑を作り、オーガニックで育ててそれをみんなで食べるという活動もやっています。「地産地消」をテーマにし、ケンブリッジのものだけで作ったディナーのフォーマルホールもありました。
• カレッジ内で自炊する場合
– カレッジ内で一人暮らしをする場合、 一般的に学生10人程度でキッチンをシェアすることになります。各学生に食器や調理道具を入れる用の棚が割り振られますが、あまり大きい物ではなく、小型~中型のフライパン及び鍋を1つずつと基本的な調理道具(包丁やピーラー)及び調味料を入れると一杯になってしまう程度の大きさです。
– また、前年度の学生からフライパン、鍋、調理道具 を譲り受けることも可能ですので(共用キッチンに山積みにされており、「自由に取っていってください」という張り紙がしてあったりします)、まず入居する カレッジの共用キッチンのサイズ及び前年度学生が置いていってもののうち使いそうなものを確認した上で、足りない物をJohn LewisやLakelandで買い足すという順番でセットアップを進められるといいと思います。
– 但し、包丁やピーラーについては、日本製の方が質が高い気がしますので、必要に応じて日本から持参された方がいいかもしれません。

広告