合格体験記 ( 2012, S )

【年齢】 30歳
【職歴】アクチュアリー(民間保険会社6年)
【私費/派遣】派遣
【最終学歴】東大院(工学修士)
【国外経験】ゼロ(バックパッカー程度)だが、院生時代は半分が留学生の研究室だったためそれほど抵抗はありませんでした。
【Why MBA】
新卒の時から、海外で保険ビジネスをやりたくて入社したので、もともと国外に出るつもりでした。タイミングとして会社の海外ビジネスが拡大している最中なので、MBAを取得すれば海外部門に携われる確率が高まると思ったというのもあります。
【Why Cambridge】
むしろWhy not Cambridge?躊躇なくケンブリッジを選択しました。具体的な志望動機は以下です。
・International
東大大学院時代に半数程度が留学生のラボにいたのですが、半分が一国で占められていると「インターナショナル」といってもマジョリティーのカルチャーに染まってしまう面が否めません。なのでアメリカのトップMBAは最初から対象外でした (どこも半数程度がアメリカ人)。欧州は普通9割程度が留学生で、中でもケンブリッジは特に国別分布がバラバラで魅力的でした。
・Name Value
ケンブリッジを知らないビジネスマンはいません。ビジネススクールが有名な学校はMBAに興味のある人しか知らない、なんて事もあります。各校の言う事やMBAランキングに惑わされず、実際のName Valueを調べましょう。私の場合は将来アジアで保険ビジネスがしたかったので、アジアのどの国でも知られている学校を出る意味は大きいと判断しました。ケンブリッジという名前には、どういう場面でもファーストコンタクトのハードルを下げる力があります。この段階で第一志望をOxbridge2校に絞りました。
・他学部とのネットワーク
Oxbridgeは両校とも比較的若いMBAコースなのでMBAランキングはそこまで高くないですが、就職状況など生臭い話も含め実際の肌感覚とはかなり異なるのでランキングはどうでも良いと思います (自分で情報収集を!) 。英語圏最古の両大学はカレッジ制という独自の制度をとり、MBAの学生も他学部の学生と一緒に数十あるカレッジのどこかに所属するため、あらゆる学術分野の最高峰の学生・教授陣とコンタクトが取りやすい事も大きな魅力でした。
・Oxfordとの違い
両校をビジットして、検討の結果ケンブリッジに出願しました。ベンチャーの集積地という活気、MBA以外のサイエンスのレベル、環境の良さ(ケンブリッジの美しい自然はぜひ一度見て下さい)など総合的に判断しましたが、どちらも素晴らしいスクールだと思います。
【TOEFL/IELTS対策】
TOEFLは何度も受けました。それだけです。14回受けて足きりラインの110点をなんとか出しました。IELTSは8.0が出たのでそれも使いました。私の受験当時はCambridge(110)、Oxford(109)、Harvard(109)、INSEAD(105)、Chicago(104)以外は100点でOKだったと思いますが、私はCambridgeにこだわりがあったので、なにがなんでも110を出そうと粘りました(純ドメスティックの私には厳しい制約でした)。イギリスのスクールは基準に対し厳格で、個別項目の要求も含め全部満たさないとだめなのが原則ですが、後から話を聞くとCambridgeは優れた受験生にはフレキシブルに対応するのではないかと思います。
【GMAT対策】
試しに1回受けたら760が出たので終わりにしました。GMATは簡単に言えばセンター試験の国語と数学の試験です。どこのスクールでも平均を下げているのは欧米人(数学が苦手)、平均を上げているのはアジア(特にインド)人だと聞きます。
RCは現代文のセンター試験のようなもので、現代文のセンターが自信を持って出来る人なら英語さえ読めれば苦労しないと思います。CRはほとんど論理学の試験で、英語力より数学力にリンクするというのが個人的な印象です。数学が得意なら問題なく解けるでしょうが、英語が読めても論理学の分野が苦手な場合は何らかの対策が必要になると思います。文法は最近傾向が変わっているらしいのでコメントは控えます。
予備校に関しては他の方の体験記を参照して下さい。
【エッセイ対策】
エッセイは常に重要と言われますが、ネイティブにすらカウンセラーがつく事が多くなってしまって、「美文を書く事」の重要性が以前より薄れているのではないかと推測しています。多少文章が下手でも魅力的なコンテンツを用意すればOKです。Polishは江戸義塾のEdにお願いしましたが、結局コンテンツは自分しか用意できません。人生のストーリーを描き、そこに自分の要素をあてはめていく事で自分がどんな人間かを伝える事が全てです。無理やり捻り出したコンテンツは読めばわかるものです。原則としてはコンテンツがなければ実際に自分が人生で何をしたいのか考えて行動に移し、コンテンツが出来てから出願しましょう。私は仕事面でネタの完成するタイミング、プライベート面で赤十字からAwardを貰うタイミングがわかっていたので多少考慮しました。具体的に、とにかく具体的に説得力あるエッセイを書きましょう。
【推薦状対策】
通常、2通が必要であり、よほどの事情がない限り1通は現在の直属のbossが良いでしょう。私のような社費派遣生の場合、一般的に会社の人は褒めるインセンティブが強いのではないかと思われる(スクールもそれくらいはわかっています)ので特に対策はせず単純にお願いしました。具体的な事例を入れた推薦状にして頂くことだけ摺り合わせれば良いのではないかと思います。
【インタビュー対策】
EdにMock interviewをお願いしました。ケンブリッジはオーソドックスな事を聞かれるだけですので準備している受験生なら特に変な苦労はないと思います。
【メッセージ】
どのスクールも、出願しようと思ったら可能な限りビジットして下さい。他では得られない情報が得られると思います。ケンブリッジに限らず各校の日本人在校生は相当親身に対応してくれます(私の経験上)。もちろんケンブリッジにもぜひいらして下さい。

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