Darwin College

Silver Street沿いにあり、Judge Business Schoolからは徒歩5分程度の場所にあります。進化論で有名なチャールズ・ダーウィン一家による私有地の寄付を受け、1964年、大学院生専用のカレッジとしてはじめて設立されました。2013/2014年に設立50周年を迎える若いカレッジです。

Darwin College
Darwin College

王室によって設立された数百年の伝統を持つカレッジとは異なり、修道院のような荘厳とした雰囲気はありませんが、ケム川に面したカレッジで、Mill Pondとケム川の間に2つの島を所有しており、ケンブリッジの素朴で美しい緑と水辺の景色により独特の趣を出しています。カレッジ所属のメンバーには、ケム川下りのためのパントや島でのバーベキュー設備の貸し出しがあります。

Punting
Punting

学部生が在籍していないため、全体として落ち着いた雰囲気ですが、その分国際性豊かで、また、日本人の大学院生も比較的多数在籍していることもありMBAの学生にとってもなじみやすい雰囲気だといえます。希望者は寮に住むことが可能で、カレッジ内の寮に住んでいる人もいれば、カレッジ外にあるカレッジ所有のフラットに住んでいる人もいます。食堂は格式にはややかけるものの、カジュアルで居心地がよく、食後のコーヒーが振舞われるコーヒールームは友人との交流の場になっています。

Coffee room, Darwin College
Coffee room, Darwin College

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クラス2013/2014全体プロファイル

Cambridge MBAでは、グローバルに活躍する事を期待されるプロフェッショナルを育成するために、文化的に多様で刺激的なクラス環境を創出する事に努めています。従って、アドミッションの過程では、国籍・職歴の両面において多様で、かつ優秀な学生を集めることに相当の労力を払っているようです。
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Cambridge MBAは、さながら人種のるつぼであり、多くのアメリカのMBAプログラムと異って国籍面でのmajorityが存在しません。この真に国際的な環境で同級生達と共に過ごす事は、単純にFunであると同時に、異文化コミュニケーションのセンス涵養や日本・日本人を外から見ることにも役立ちます。平均年齢が比較的高く、クラスの内外でmatureな同級生の経験から学ぶ事が多いのも特徴のひとつです。
年によって若干の前後はありますが、クラスプロファイルは、毎年おおむね以下の通りとなっています。
■クラスサイズ:150人前後
■国籍数:40ヶ国前後
■平均年齢:30歳前後
■平均GMATスコア:700点弱
■平均職務経歴:7年前後

(参考1) MBA2013/2014のクラスプロファイル
■クラスサイズ:141人
■国籍数:44ヶ国
■平均GMATスコア:681点
■平均職務経歴:7.2年
クラスプロファイルの詳細はこちら

(参考2) 主要MBAプログラムのクラスサイズ
■ハーヴァード:900人前後
■スタンフォード:400人前後
■ロンドン・ビジネス・スクール(LBS):400人前後
■オックスフォード:250人前後

合格体験記(2013 Sh)

【入学時年齢】 29歳
【職歴】官庁・5年
【私費/派遣】派遣
【最終学歴】ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)大学院(経済学)
【国外経験】英国大学院修士課程留学(上記・1年間)
【Why MBA】
これまでの官庁での勤務を通じて、将来は国際機関でマクロ経済政策や金融規制行政に携わってみたいという思いを強く持っていました。幸運にも大学院留学の機会を与えられて前年に別の修士課程に在籍し、アカデミックな経済学のトレーニングを積んできました。学術的な教育の質は非常に高かったのですが、将来、国際機関等でリーダーとなり、職責を果たして十分に活躍するためには、それだけでは不十分だと感じ、コミュニケーション能力を鍛えるためMBA留学を決意しました。優秀なリーダーであるためには、専門家でない人たちや、全く異なる考え方を持った人たちに対し、わかりやすく、彼らが直感的に理解できるように、誤解なく本質を伝える能力が必要不可欠だと感じてきました。
また、実際に国際機関等で働く前に、多国籍・多文化からなるチームでの仕事の経験を積み、日本で日本人と共に働いていただけでは得られない、国際チームで仕事をする際のスキル(典型的な日本のビジネス文化のどの面が国際的に受け入れられて、どの面が誤解を生むのか、日本人チームと国際チームでモチベーションはどのように異なり、どのようにマネージすべきか等)を得たいと思いました。
さらに、経済政策を例にとれば、あるべき政策の姿や政策目標は経済学の専門家の知見から生み出されますが、それを実現するためのプロセスをうまくコントロールする(利害関係者との交渉や合意形成)という意味でのマネジメントスキルを学ぶことも必要だと考えていました。
その点、自分とは異なる民間セクターから、様々な学術的・職業的・文化的バックグラウンドを持って留学してくる学生が多く、国際的なチームでの仕事およびコミュニケーション、プレゼンテーションの機会が豊富に用意されているMBAプログラムは、自分の目指す将来と過去とのギャップを埋めるのにふさわしいと考えました。
【Why Cambridge】
ロンドン・ビジネス・スクール(LBS)やオクスフォード大学も検討しましたが、主に3つの理由からケンブリッジを選びました。
(1)LBSがビジネススクールに特化しているのに対し、ケンブリッジ大学は総合大学であり、ビジネススクール以外のメリットが非常に大きい点。この点は、実際に入学してみて間違っていなかったと思っています。例えば、私はCambridge Union Societyという全学規模のディベートクラブに所属し、英語でのディスカッションや交渉技術を磨いています。また、カレッジ制を採っているため、学部を超えた交流が盛んであり、カレッジでのフォーマルディナーやクラブ活動、その他のカレッジ関連イベントを通じて、ビジネススクールの枠を超えた人脈を広げることが可能です。私はカレッジのボート部に所属していますが、そこでは、さまざまな学部からメンバーが集まっています。さらに、大規模な総合大学であるため、各学部や研究所で開催される講演会なども多く、既存のビジネスの枠にとどまらない発見と知識の吸収、思考の機会が豊富に用意されています。実際、私はリーマンショック後の政治経済に関する講演会に定期的に出席しており、Cambridge Society for Economic Pluralismという、経済学の方法論とあり方を批判的に考えるクラブでの論文輪読とディスカッションにも定期的に参加しています。
(2)オクスフォードとの比較では、ケンブリッジのほうが、街が美しいと感じました。オクスフォードとケンブリッジでは、街の雰囲気が全く異なります。前者はもともと工業地帯だったこともあり、街と大学の規模がひとまわり大きく、荘厳な雰囲気である一方、街の中の緑は少なく、全体として「リトル・ロンドン」といった印象でした。他方ケンブリッジは、農業地帯だったこともあってか、街の規模は小さいものの、中世の街並みと緑豊かなイングランドの田園風景が調和している印象でした。市の中心部にも緑が多く、個人的に居心地が良いと感じただけでなく、私のような家族帯同での留学の場合は特に子育て環境が良いと思いました。さらに、MBAの授業が行われるジャッジ・ビジネス・スクールは、中世に設立されたカレッジが立ち並ぶケンブリッジの中心部に位置し、総合大学のメリットを享受するのに最適な立地である点も魅力的でした。
(3)入学に際してのMBAダイレクターの”Don’t network, but make friends.”という言葉に象徴されるように、ジャッジ・ビジネス・スクールは、コラボレーションとチームワークに大きな価値を置いており、大きな組織を動かして仕事をする官庁や国際機関の仕事の仕方と親和性があると考えました。この点は、最初の学期が終わった現在では、事前の期待を上回る質の高さで、非常に満足しています。例えば、個々人のモチベーションが異なる状況で、リーダーとしてチームを動かすためにはどのように行動すべきか、リーダーとしての肩書がない場合に、どのようにしたらリーダーシップを発揮できるか、などを、実践を通じて学びました。全体として、実務への転用可能性が高い授業でした。
【TOEFL/IELTS対策】
留学前にTOEFLとIELTSの両方を受けてみましたが、TOEFLよりもIELTSのほうが基準点に達しやすいと感じたため、IELTSで受験しました。IELTSのリーディングとリスニング対策については、TOEFL対策と同じであり、ほかの在校生が詳しく書いているので簡単な紹介にとどめますが、特に役立ったのは、旺文社の「TOEFLテスト英単語3800」の徹底的な暗記と、いろいろな教材(オフィシャルガイドの中のリスニングの過去問やThe Economistのオーディオなど)のシャドウイングでした。スピーキングについては、基準点に達していないのでアドバイスできる立場にありませんが、IELTSのスピーキングテストは面接方式であるため、TOEFLと比べて取り組みやすいと感じました。TOEFLのようにパソコンに向かって話すよりも、人と話すほうが私にとってはストレスが少なかったようです。IELTSのライティングは、表やグラフの描写問題とエッセイ問題の2種類に分かれています。前者についてはFinancial Timesの経済記事などを毎日読むことにより、上昇・下落・安定・変動等を記述するボキャブラリーを増やすことに努めました。後者については、同様の問題がTOEFLでも出題されますが、IELTSで高い評価を得られるエッセイの構成はTOEFLのそれとは異なるので、「エンジョイレッスン」等を通じて、東京にいるネイティヴのケンブリッジ大学卒業生などを探してマンツーマン契約を結び、毎週カフェでライティング指導を受けました。
【GMAT対策】
出願時に在籍していた大学院での勉強が忙しく、GMAT対策に十分な時間を割くことができなかったため、GMATの代わりに、出願時に在籍していた大学院の留学の前に受験していたGREを提出しました。どちらかというと、GMATよりもGREのほうが素直な問題が多く、GMATのようにトリッキーな問題は少ないと感じました。なお、GREについては、オフィシャルガイドを何回か解いて試験に臨みました。
【エッセイ対策】
ドラフトを作り、MBAホルダーでありイギリスでの勤務経験もある元・上司に何度も添削してもらいました。また、上記のエンジョイレッスンで出会ったケンブリッジ大学卒業生の友人にもアドバイスと添削を求めました。
【推薦状対策】
上記の元・上司と職場の後輩にお願いしました。職場の後輩については、日本語で私に対する評価を書き出してもらい、私からも盛り込んでもらいたい内容を伝え、執筆してもらいました。
【インタビュー対策】
友人に江戸義塾のEd先生を紹介してもらって過去の面接の質問内容を入手し、想定問答を作って練習しました。また、日本人在校生にメールを出し、面接の様子やポイントなどを教えてもらいました。面接の練習自体は、当時在籍していた大学院のキャリアサービスで何度か模擬面接をしてもらうことにより回数をこなしました。これまでのキャリアと志望動機について、端的に伝えることに注力しました。
【メッセージ】
本稿を書いているのは、最初の学期が終わる12月中旬ですが、Why MBA?、Why Cambridge?に書いた通り、ケンブリッジでのMBAプログラムは非常に充実しており、大変満足しています。入学前の期待通りの満足を得られているだけでなく、総合大学としてのケンブリッジ大学から受ける恩恵の大きさについては、事前の想定以上でした。また、同級生の質が高く、仕事の進め方について彼らから学ぶ点も大きいと感じます。授業では、チームワークとリーダーシップのあり方について洞察を深めるための仕組みが多数用意され、卒業後に転用可能なスキルが身についていると感じています。ケンブリッジでは、狭い意味でのビジネスの枠を超えた知見と洞察、教養を身につけ、人生を豊かにする機会には事欠きません。長期的視点に立った時に、ビジネススクールを含めたケンブリッジ大学が提供してくれる知的資産は、想像以上に大きいのではないかというのが実感です。1度しかないであろう留学の機会を前に、数ある学部学科、学校の中から、限られた情報をもとに、最も自分の目的にフィットするプログラムを選ぶという意思決定は、決して簡単なものではないと思います。本稿が、その意思決定に臨む際の一つの視点を提供できたとすれば幸いです。

合格体験記(2013 Na)

【入学時年齢】 33歳
【職歴】非営利法人(証券規制機関)
【私費/派遣】半社費、半私費
【最終学歴】大学
【国外経験】米国5か月留学
【Why MBA】
以前の米国留学が5か月という短期間であったため、もう少し腰を据えて海外でしっかり勉強したいと思いを持ち続けていました。また、これまでの仕事柄、利益を求めて事業を運営するビジネス側の視点を欠いており、海外でのMBA取得はこれを短期間で埋めるに最適であると考えました。
【Why Cambridge】
学生の多様性(国、経歴)を重視している点、比較的平均年齢が高い点、大学を中心としたケンブリッジの環境が学生として過ごすにあたって最適であること等を考慮しました。
【TOEFL/IELTS対策】
欧米双方の出願に使えるTOEFLを受験しました。受験準備を開始したのが遅かったため、110点には足りませんでしたが、何度か受験して出た107点で受験しました。
【GMAT対策】
会社の帰りにMBA受験仲間と一緒にファミレスで毎晩のように勉強しました。3度受験していずれも600点の後半でした(680点で出願)。GMATは出願にあたって、1つの要素に過ぎませんので、無理に点数にこだわる必要はないと思います。
【エッセイ対策】
受験準備を開始したのが遅かったので、ネイティヴのエッセイカウンセラーについてもらい、急ピッチで仕上げました。時間切れで完全に納得いくものではありませんでしたが、作成する際には、自分のユニークな経験、そこから得たもの、そこから分かった自分の特徴等をわかりやすく端的に書くことを重視しました。
【推薦状対策】
会社の直属の上司と同僚の方にお願いして快諾いただきました。エッセイと統一感を出すために、内容についても事前に打ち合わせをする機会を持ちました。
【インタビュー対策】
エッセイカウンセラーと何度かインタビュートレーニングをしました。想定問答を作って、自分でも何度もイメージトレーニングをすることが大切かと思います。
【メッセージ】
仕事と受験の両立は大変だと思いますが、一生に一度の海外MBA経験のために頑張ってください。

合格体験記(2013 Sa)

【入学時年齢】 29歳
【職歴】民間保険会社7年
【私費/派遣】派遣
【最終学歴】東京大学文学部
【国外経験】旅行以外全くなし
【Why MBA】
典型的なドメスティック日本人ビジネスマンでしたが、入社以来、いつかは海外マーケットで金融ビジネスに挑戦したいと考えていたので、その足掛かりとしてはMBAがベストチョイスだと思っていました。
【Why Cambridge】
私たち2013/2014のクラスは44ヶ国から141名が来ていますが、この圧倒的なdiversityと、全員と知り合えるクラスサイズ、さらには平均年齢、社会人経験年数が自分に近いというのが魅力的でした。クラスメートがとても成熟しているのも素晴らしい魅力だと思います。また、これから海外のビジネスに飛び込む上で、Cambridgeというネームバリューも一つの理由でした。
【TOEFL/IELTS対策】
■Reading
割と早い段階で27以上が出るようになりましたが、最も重要なのはリーディングスピードだと思います。オフィシャルガイドや模試などを自分なりに色々試して、200wpm (words per minute)、つまり毎分200 単語で読んでそれなりに理解できればOK という結論に至ったので、ひたすらネットでThe Economist Harvard Business Reviewといった難しい文章の速読を繰り返しました(PC 画面に慣れることも重要です)。英文はWord に貼り付けて文字カウント機能を使い、600 words だったら3 分で読むといった感じで、200wpm で読む速度を体で(眼球で)覚えました。単語は、旺文社3800のRank3 まで固めました。ついRank4 にも半分ほど手を出してしまいましたが、不要でした。実戦を積む上では、Practice Online が安価で非常にお勧めです。
■Listening
とにかく苦労したのであまり言えることはありませんが、私のように苦手な人は気長にやるのみです。何を聴いてもいいと思います。そして「時間より頻度」です。一回の勉強時間で延々とやるより、1 日15 分を何度かやるのが良いと思います。
YES(吉井イングリッシュスクール)のリスニングも意外に良かったです。詳しくは述べませんが、リスニングであんな授業をする人は世界に吉井先生くらいしかいないでしょう。また、私は利用しませんでしたが、社内外の受験生仲間の間では、葛山先生のWebTOEFL のリスニング講座がリーズナブルにして非常に効果的だと評判でした。
■Speaking
最良の選択肢は、Donald Miller の個人塾E4TGにお世話になることでしょう。彼の魅力はその卓越した試験戦略、ネイティブならではの採点官に対する印象コントロール術、日本人のクセを熟知した的確なアドバイスにあります。また、少人数クラスでレベル・意識の高い受験生が多いので、客層の広いAGOS やYES と比べて、クラスで得られるネットワーキングが非常に有意義でした。
Rarejob(1 日30 分で月5,000 円のSkype 英会話)もお勧めです。講師の多くがフィリピンの名門女子大生のアルバイトですが、普通の日本人には十分です。
■Writing
人間と機械の両方が採点するので、機械から高評価を得るには単純に書いた量が重要です。Independentは、「450 単語以上書けるけど文法にも気をつけたら400 前後で終わった」くらいが理想だと思います。TOEFL CBT 時代の所謂185トピックをどう回答するか、事前に考えておいたことも非常に効果的でした。類似の問いも多いので185 の回答を用意する必要は全くなく、60個 くらいのアイデアを想定していれば大体どんなお題にも対応可能でした。 Integrated に関しては、ずっとスコアが伸びずに苦労しましたが、結局はリスニング力の問題でした。リスニングの力がついてくると、スピーキングとライティングのIntegrated も軒並み安定・上昇しはじめ、全体のスコアもブレークスルーするように思います。
■感想
「MBAで重要なのはGMATだ」「TOEFL は足切りにすぎない」とはよく言いますが、私のような国外経験の少ない人にとって、何だかんだ言って最も時間を取られ、精神を追い詰めるのはTOEFLではないでしょうか。私は9月頭に出願スコアの106 が出るまで16回受験しましたが、回によって「点の出易さ」(=難易度と比例するとは限りません)が非常に変わると思います。TOEFL はゴルフのようなもので、なかなかリーディングからライティングまで全てが上手くは揃いませんが、明らかに点数が出る回がたまにあります。私が106 を出した2012/9/2 の回は、社内の他のMBA受験生2人もその時の自己ベストを更新し、E4TGのDonald によると、この日に10 人以上の生徒が「初めて100 点台を突破した」そうです。
【GMAT対策】
■Quantitative
オフィシャルガイドは簡単ですので、やはりマスアカがお勧めという方が多いようです。マスアカで単語を覚えただけですが、ほぼ毎回51 でしたので特に対策はしませんでした。
■Verbal
全出願プロセスを通じて最も思い出したくないのがGMATのVerbalです。75 分41 題と時間配分が難しいので、私は、「最初の10 問に25 分、残りの25 問に49 分、最後の6 問をランダムクリック」というペース配分でやっていました。 お勧めはやはり、YESの文法クラスとSentence Correction (SC) クラスだと思いますが、Affinityの講座も周囲では評判が高かったです。Critical Reasoning (CR) とSC はともかく、Reading Comprehension (RC) は、ネイティブの人でも読んでいてよく分からないほどだそうですので、正直これといった有効な対策はあまりないように思いました。
■AWA
AWAにはそこまで時間を掛けませんでしたが、苦手な方は、ぜひ「Answers to the Real Essay Questions」という洋書のAWA 回答集を入手してみてください。絶版になっていますが、中古はAmazon で出回っています。パラパラと読みましたが、どう設問を論破すればよいか非常に参考になります。
■IR
全問じっくり考える時間がなかったので、私は最も時間のかかる「3 シートに分かれたパッセージを読む問題」を捨てる戦略を取りました。この問題は確か3 問全問正答しなければ不正解の扱いですから、時間がない人はランダムクリックで捨てるべきだと思います。それでもスコアは毎回5~8でしたので、それで良しとしました。
【エッセイ対策】
エッセイの前にCV (Resume)を作るのが普通だと思いますが、インタビューを見据えると、ここでしっかり「語れる」CVを仕上げておくことがとても重要だと思います。CVは一旦作ってしまうと、その後の膨大なエッセイ作成の中でつい忘れてしまいがちですが、インタビューにおいて意外に重要だったりします。
エッセイは、私はInterfaceにお世話になりました(担当はMr. Devalierではありません)が、担当してくれたカウンセラーの仕事は非常にスピーディーで、毎週2時間のSkype でかなりの量の文章を推敲・校正し、たまにはパラグラフなど論理構成もアレンジしてくれるのに加え、「結局君の良い所って○○ってことだよね?」という風に議論をある程度リードしてくれました。時にはダメなアイデアをはっきり”Bad!!”と言ってくれたのも良かったです。
一つの戦略としては、まずはお題が標準的なスクールから取り組み、志望度の高いスクールは後回しにするのが良いと思います。Cambridge のエッセイは、問いは標準的ですが、字数制限が厳しいのでそれなりに難易度は高かったように思いますが、標準的なお題のスクールのエッセイをいくつか仕上げたあとに取り組んだので、スムーズに作ることが出来ました。
【推薦状対策】
私の場合、経理畑ということもあり、社外に推薦状をお願いできるほどの関係の方がいなかったので、全て社内(部内)の上司・先輩にお願いしました。カウンセラーの力を借りつつまずは自分で推薦状をドラフトし、それから推薦者ご本人に適宜アイデアを追加して頂くという方法を取りました。エッセイとは異なる視点でありながらも、エッセイで書き切れなかったアピールポイントが上手く推薦状で補足できれば良いと思います。
【インタビュー対策】
ドメスティックの人であればある程度のQ&A を想定しておくことは必須でしょう。とはいえ、英語が苦手だからと言って想定問答にこだわり過ぎると、インタビューはコミュニケーションだという当たり前のことを忘れがちになります。当然ながら、こちらの回答が相手の更問に発展することもありますし、逆もしかりです。そういった話題の流れを意識して準備するといいと思います。また、仕事の話はどうしても難しくなりがちで、私は経理畑ですからうっかりすると会計用語さえ使いそうになりましたが、できるだけ簡潔で中学生レベルの平易な回答を心がけました。対策としては、Interfaceのカウンセラーと何度か模擬面接形式で練習しましたが、やはり彼らプロの視点、アメリカ人の視点からのダメ出しは非常に有効でした。
それと、学校によって、面接官がエッセイやレジュメを読み込んでくる学校と、単なる雑談の学校があるのですが、もしこのいずれかが面接前に下調べをして分かっていると、相当な強みになると思います。たとえば、雑談に近く、そこまでエッセイを読み込んでいない雰囲気の面接官だと、受け答えはできるだけシンプルな方が、中身が伝わりやすいと思いますが、しっかりエッセイやレジュメを読んでいる面接官に同じような対応をしてしまうと、「うん、それは書いてくれていたから知っていて、もっと深い部分で語ってほしいんだけど・・・」という微妙な雰囲気になったりもするからです。
【メッセージ】
Cambridgeはランキング以上に素晴らしい学校だと思います。正直、来られたことがいまだに嬉しいです。ひとりでも多くの日本人の方にアプライしていただきたいと思います。お待ちしています!

合格体験記(2013 HK)

【入学時年齢】28歳
【職歴】海外事業開発(総合電機メーカー5年)
【私費/派遣】派遣
【最終学歴】早稲田大学商学部
【国外経験】大学時1年(交換留学)
【Why MBA】
世界で戦える人間になるため。入社以来海外事業開発(M&A, JV, License等)の仕事をさせてもらいましたが、事業開発にはマーケティング、ファイナンス、組織等幅広い総合的な知識と経験が必要と痛感していました。また、海外競合/パートナー、投資銀行では若いうちからリーダーシップをとり、経験を積んでいるのを目の当たりにして、自分の市場価値に非常に危機感を覚えました。将来は、海外に出て勝負したいと思っていたため、MBAの取得を決意しました。
【Why Cambridge】
1. Global Diversity:
もはや、アメリカの経営方式がすべての解ではないことは自明となり、グローバル化においてより柔軟、共存の成功があるヨーロッパ型経営を学びたかったため、様々な国、バックグラウンドから集まる学生の中で勉強したいと思いました。US校は大体65%がアメリカ人で、35%のInternational studentsも「元々アメリカに住んでます」といった人が意外に多いと聞いていました。また、出身業界もIndustryが比較的多いのも魅力でした。US校でコンサル、金融が多い所よりも、実業経験のあるクラスメートから多くを学びたいと思いました。
2. プロジェクト:
ケースではなく、実践のプロジェクトが多いプログラムを選びたいと思いました。他校のプログラムでも実践プロジェクトはあるものの、大企業がクライアントに名を連ねており、かつテクノロジーベンチャーにコンサルできるものはケンブリッジしかなかった(はず)。(他校の実践プロジェクトは地元地域のNon profitに対するコンサルプロジェクトが多かった気がします。)オックスフォードも魅力的でしたが、プロジェクトの多さ、実践重視からケンブリッジにしました。また、オックスフォードと比べケンブリッジはサイエンス/テクノロジー系に強みをもっており、メーカーで働いている身としても、そのネットワークに魅力を感じました。
3. ネームバリュー: 
Oxbridgeは誰でも知っています。日本、アメリカ外でも仕事をすることを考え、世界中どこでも通じるネームバリューが魅力的でした。このネームバリューを求め、INSEADやLBS、他トップUS校を蹴ってきているクラスメートもいました。アメリカ人のクラスメート曰く、アメリカでも“大学としての”ケンブリッジのネームバリューは、ハーバード、スタンフォード、MIT等と同列とか。
【TOEFL/IELTS対策】
TOEFLは地道に月一回のペースで受験しました。リーディングは一日一問、Longmanの問題集を解いていました。リスニングはCNNのポットキャストを毎日通勤電車で聞くようにしていました。スピーキングは、予備校のテンプレートをひたすら練習しました。ライティングは、Jackだったと思いますが、添削サービスを利用し、テンプレートを使って乗り切りました。
【GMAT対策】
あまりいい点ではないので、アドバイスできることはありません。他の方の体験談をご参照ください。
【エッセイ対策】
カウンセラーとして、江戸義塾を利用しました。やはり、面白いネタをどのくらい具体的に、かつvividに書けるかが重要になると思います。幸運にも面白いプロジェクトを経験させてもらっていたので、比較的ネタ出しには困りませんでした。あとは、MBA留学経験のある会社の先輩にも見てもらって意見をもらっていました。
【推薦状対策】
上司とプロジェクトでお世話になった他部署の人にお願いしました。具体的にどういう点が?という質問がありますので、できるだけ近い人/一緒に仕事をしたことがある人にお願いした方がベターでしょう。できれば、MBA留学経験のある人に書いてもらった方がアドミッションに対して説得力を持つような気がします。
【インタビュー対策】
江戸義塾にて練習しました。それだけです。
【メッセージ】
最後まで悔いの残らないように、あきらめずに頑張ってください。また、カウンセラーに無理かも、厳しいかもと言われても自分が行きたいのであれば、受験しましょう。私はGMATの点数からカウンセラーに厳しいといわれましたが、ケンブリッジに合格しましたし、トップUS校からも面接に呼ばれました。出さなければ何もチャンスは生まれません。私は人も相当重視して学校選びをしました。その場合、できるだけ説明会やキャンパスビジットをした方がいいと思います。実際に説明会/キャンパスビジットをしてこの学校ではないなと考えが変わったことが結構あります。