イベント参加(日本)のお知らせ

日本で行われる下記のイベントに、ケンブリッジMBAの卒業生が参加いたします。

カリキュラムのこと、学校での生活のこと、MBA受験全般のことなど、ざっくばらんに聞いていただけるイベントとなりますので、ぜひご参加ください!

日時  :9月22日(木)11:00~13:00
開催場所:渋谷

参加には、AGOSウェブサイトでの登録が必要です。

日時  :10月23日(日) 11:00~17:30
開催場所:竹橋

こちらも、事前登録が必要です。

みなさまのご参加をお待ちしております。

 

 

Michaelmas Term 振り返り

今更ながらMichaelmas Termを振り返ってみようかなと思います。

【全体的なスケジュール・感想】
2015年度は9/21が初日でした。CVPとレクチャーが同時並行で進むため、なかなかハードな日々が続きます。CVPとレクチャーでStudy Groupが共通しているため、Study Groupの仲間と過ごす時間がかなり長くなります。また、特に初期はSocialイベントも多く、10月からはカレッジでのイベントも増えてくるため、学校外の活動も非常に多くの機会の中から何を選択していくのか、人それぞれ時間の使い方に大きな違いが出ます。

【レクチャー】
科目別に簡単なコメントを記載します。

・Microeconomics(Jochen Runde)
Termの初期に開講される。ミクロ経済学を基礎からおさらいするイメージ。成績はつかないが、授業中の積極的な発言が求められる。教授は論客ともいうべき知性溢れる方でファンも多い。

・Management Science(Stefan Scholtes/Nektarios Oraiopoulos/Danny Ralph)
いわゆるビジネス統計学。3人の教授による3部構成。最初の教授(Stefan)は、エクセルを使いながら、ビジネス統計の基礎的な内容をレクチャー。彼のパートが終わった段階でテストがあり、これがMBA最初のテストとなる。残りの2人はモンテ・カルロ・シミュレーションなど、より実践的な分析方法をレクチャー。後半の評価はグループでのテスト。

・Corporate Finance(Gishan Dissanaike/Amir Amel-Zadeh)
筆者一押しの授業。Gishanが教える前半は、Corporate Financeの基礎の基礎を解説し、Present Valueの計算がメイントピック。Amirが教える後半は、そこから一気に難易度を上げてValuation全般を解説(DCF/Multiple)。ファイナンスのバックグランドがある人には特に前半はやや簡単だと思われるが、後半はかなり深い内容で、むしろファイナンスのバックグランドがある人の方が楽しめた模様。評価はテスト一発勝負で、12月は多くの勉強会が開催されていた。

・Accounting I/II(Geoff Meeks)
Accounting Iは選択科目扱いのため、Lent/Easterの選択科目を多く取りたい人は、選択しないことが可能。教授が非常にユニークな方で、つまらない科目になりがちなAccountingを少しでも面白くしようと具体例をふんだんに交えたり、授業中で解く問題の解答者を表彰したりと、ユーモア溢れる授業を展開。I/IIともにテストでの評価。

・Organisational Behaviour(Philip Stiles)
2大ソフトスキル系授業の一つ、組織行動論。組織構成員のモチベーション、組織のカルチャー、組織の変革に伴う困難などを、ケーススタディを使いながら情熱的に解説。テストはなく個人・グループそれぞれのレポートで評価されるが、そのレポートを書く過程で授業での学びがストンと腑に落ちる。噛めば噛むほど味の出る授業。なお、Philipは今年のEasterの必修科目であるCorporate Governanceも教える予定。

・Management Praxis(Keith Goodall/Matthew Jones)
Organisational Behaviourが組織に焦点を当てたものである一方、こちらは個人に焦点を当てたソフトスキル系授業。毎回、あるトピックをレクチャーした上で、それに関連したちょっとしたゲームをし、それを踏まえて最後Takeawayを総括するというユニークなスタイルの授業。例えば、最初の授業では、数十人のグループで、謎解き要素を含むミニゲームをし、序盤のカオスな状況で求められるリーダーシップのスタイルと、皆がゲームの仕組みを理解してきた後半で求められるリーダーシップのスタイルとが違うことなどを学んだ。さらに面白いのが、この科目での学びが同時並行的にCVPでの学びとリンクするところ。CVPはいわばManagement Praxisの実践版。CVPでカルチャーの違いとそれを乗り越えてチームを機能させる方法を学び、それを即座にCVPで実践するといった具合。それにより学びが極めて深いものとなり、この仕組みは本当に素晴らしいと感じている。評価は、CVPでの学びをまとめたレポートによる(そこからも、CVPとこの科目をリンクさせようという学校側の意図が伝わってくる)。

【CVP】
Cambridge Venture Projectという名の通り、一部の例外を除き、基本的にはCambridge周辺にあるVenture企業(あるいは中小企業)のコンサルティングを行うプロジェクト。入学前は、Venture企業の悩みであるとか、どうやってVentureが成長していくか、といったVentureの側面からの学びを意図したプロジェクトかと思っていたが、実際はむしろソフトスキルでの学びを得させようというのがメインではないかと感じる(そのため、極端な話、クライアントは誰でもよい)。多国籍の混合チームで授業がめちゃくちゃ忙しくストレスのかかる状況でどうやってチームとして機能させるかを、Management Praxisでの学びをもとに考え、実践していくためのプロジェクトと筆者は理解した。詳細は別途。

【その他】
効果的なPresentationの方法を学ぶワークショップや、Globalに活躍するリーダーを招いたトークイベント、Venture企業によるトークイベントなど、レクチャー・プロジェクト以外のイベントも豊富に用意されている。

合格体験記 2015 -8 (笑劇の向日葵)

なんだかんだとGCPも中盤戦。ケンブリッジの街自体は、タームとタームの間の休み、かつイースター休暇期間ということもあり、学生よりも観光客が目立つような気がします。

そしてようやく合格体験記も最後になりました。最後は筆者である私、「笑劇の向日葵」。Michaelmasでは、40か国からなるクラスメイトたちとの友人関係を早く築こうと、特に飲み会の場でだいぶ衝撃的にアホなことを繰り返しました。そのため頂戴したあだ名ですが、今はまったりとケンブリッジの雰囲気を楽しんでいます。また夏が来たら元気に楽しもうかな・・・と思いましたが、その頃はもうケンブリッジにはいないのでした。。

【所属カレッジ】Darwin
【出願ラウンド】3rd
【入学時年齢】30
【家族帯同の有無】無
【職歴】
法律事務所(M&A)6年間
総合商社法務部1年間(出向)
【学歴】 東京大学法学部
【海外経験】 無し。仕事でメール・電話等をする程度。
【私費/社費】社費

【Why MBA】
・国際M&A案件に弁護士として関与する中で、Valuationや財務・会計のエキスパートと議論する共通言語を体系的に習得したかったことと、diversityに富んだチームでのグループワークを通じてteam management等のソフトスキルを向上させたかったことが大きな理由です。

【Why Cambridge】
Diversity
仕事上、北米だけではなく、アジア・ヨーロッパ等様々な国のプロフェッショナルと仕事をすることが多かったため、今後の仕事に生きるであろうソフトスキルは、できるだけdiversity(Culture、Industry、Ethnicity等々の面)に富んだ環境の中で磨きたいと思いました。

School Brand
社費派遣ということもあり、いわゆるMBA就職を前提としたSchool Brand(MBAランキング等)も重視はするもののあまり強いこだわりはなく、むしろ将来的にMBAを知らない人にも分かりやすいSchool Brandが欲しいと考えました。

Entrepreneurial Environment
個人的な興味として、Entrepreneurshipに関心があったことから、ヨーロッパ最大の起業の街であるCambridgeに惹かれました。プログラムにおいても、Cambridge Venture ProjectをはじめとしてEntrepreneurship関連のプログラムの充実度も高いと感じたことも一つの重要な要素でした。

【入ってみてここが良かったCambridge】
・Diversityの点は期待していた以上に素晴らしいと感じます。国籍にして40もの国から来た生徒がいることで、授業におけるディスカッション(特にソフトスキル系の授業)では非常に深い洞察が得られます。また、平均年齢が高いこともあいまって非常にmatureな生徒が多く、お互いの考え方を尊重しようという発想がベースにあります。そのため、何か1つの価値観が場を支配するということがなく、diversityをフルに発揮できる環境が整っていると言えます。また、日本という国自体も明らかに尊重されており(これだけ毎年日本人が合格しているのもその一つの表れだと思います)、授業でも日本のCultureや実例が頻繁に紹介されます。

・とにかく街が素晴らしいです。緑が美しく、建物は荘厳であり歴史と伝統を感じさせ、なんて素晴らしい街にいるんだろう、という充実感は言葉にできません。また、比較的狭い街であるため、自転車さえあればどこへでもすぐに行けますし、狭さゆえに同級生の皆が常に近くにおり、150人という学生人数の少なさもあいまって、とても密な関係を築くことができます(大都市でのMBAと比べると想像は容易かと思います。)。

・自由度の高さも大きな魅力です。例えば、Global Consulting Projectにおいては、学校側が提供するプロジェクトはあるものの、学生が自由に企業とコンタクトを取り、自らプロジェクトをソースすることが許されています。夏の期間も同様に、Individual Projectとして自由にプロジェクトを実施することができます。

【メッセージ】
私がアプリケーションの準備をしていた頃、「Diversity」という言葉がなんとなく中身のない言葉に聞こえて、使うのを少し躊躇っていたのですが、今となってはDiversityがいかに重要で、Cambridgeがいかにそれを実感するに相応しい場所かを実感しています。そうした部分にMBAの価値を見出そうとされているのであれば、Cambridgeは本当に良いプログラムだと胸を張って言えます。ぜひこの素晴らしい街で150人のdiversityに富んだ精鋭達と濃密な時間を過ごしてみてください。

 

合格体験記 2015 -7 (クールな情熱大陸)

先週の月曜日からついにCambridge MBAの目玉の一つであるGlobal Consulting Projectが始まりました。文字通りGlobalに散っていく生徒達もいれば、しばらくケンブリッジに滞在し欧州市場の調査に専念する生徒達もおり、形態は様々です。MBAも徐々にクライマックスに差し掛かっていると思うと、ちょっと寂しいような気もしつつ、それでいて早く社会に出て働きたいというような欲求も出てきて、非常に複雑な気分の毎日です。

さて、今年の日本人在校生も残すところあと2人。今日紹介する彼は、クールな情熱大陸。実は筆者とはインタビューの日が同じで、Global Consulting Projectも同じと、なんだかんだと不思議な縁があります。彼は一見するとクールで、高級ブランドのマーケティング担当風のいでたちなのですが、その実熱い男で、友人に対しても義理堅く、Global Consulting Projectのクライアントも彼のそんな人間性に惹かれてプロジェクトをすることにしたとかしないとか。

【所属カレッジ】Darwin College
【出願ラウンド】3rd Round
【入学時年齢】32才
【家族帯同の有無】無し
【職歴】化粧品メーカー(勤務年数7.5年)
【学歴】
早稲田大学(経営工学)
米コーネル大学大学院(経営工学修士)
【海外経験】オーストラリアに半年在住(中学生)、大学院時に9カ月米国に在住、外資系企業で働いていたため日常的に英語を使用
【私費/社費】私費

【Why MBA】
約7年間の社会人生活の中で、徐々に自分の視野が狭くなり、またComfortable Zoneに入ってきたのかなと感じ始めたため、新しいことにチャレンジして自分自身をもう一度根っこから鍛えなおそうと思い、MBAの受験準備を始めました。また仕事を通じて経営的な視点(マーケや営業戦略等)の重要性を強く感じ、一度経営学を体系的に学びたいと考えていたためMBAの受験を決意しました。

世界を土俵にして、会社の名前でなく自分の名前で戦えるグローバル人材になりたいという思いが強く、ハードスキル・ソフトスキル両面においてさらに自身をストレッチさせて成長したいと思ったためMBAを考えるようになりました。

一度しかない人生、普通に生きていたら絶対に出会えないような人達と出会い、彼らと共に勉強をし議論をしまた共に飲み明かし、経験・ネットワークの幅を劇的に広げたかったというのも理由の一つです。また日本にいたら絶対に行かないような場所に旅行をしたいとも考えていたため、MBAは絶好のチャンスだと思いました。

【Why Cambridge】
欧州+ダイバーシティ
今までは何においてもアメリカ一辺倒、世界のスタンダード=アメリカという認識が高かったと思いますが、グローバル化が急速に進む中で、今後欧州の重要性が増していくと考えており、欧州の経営における考え方、多国籍人材を抱えるヨーロッパ企業の経営思想・哲学等を勉強したいと思い、アメリカではなくヨーロッパのMBAにフォーカスして受験をしました。またコスト的な観点から(私費留学なので)2年制ではなく1年制を目指していたので、自然とアメリカMBAは候補から消えました。ヨーロッパMBAの中でもケンブリッジMBAは、クラスサイズが他校と比べると小さいながらも(約150名と全員の顔と名前を覚えられる絶妙なサイズ)約40ヵ国以上の国から学生が集まってきており、非常にダイバーシティが高く、様々なバックグラウンド・価値観に触れることで、自分自身の視野を広げたいと思ったためケンブリッジを志望しました。

チームワーク重視+人間性
ケンブリッジMBAの方針の一つにCollaborationがあります。クラスメイトとの競争の中で自身を鍛えるという選択肢もありましたが、自らの性格やフィット感から考えて、チームワークや協調性を重視するケンブリッジのプログラムに興味を持っていました。また、たまたま受験中に出会ったケンブリッジのAlumni、アプリカント、またケンブリッジのアドミッションの方々のオープンで温かい人間性が本当に好きで、勝手に縁を感じて、ケンブリッジがダントツで第一志望になりました。

プロジェクト重視
理論や座学よりも、それら理論の実践に興味を持っていただめ、プロジェクト重視のプログラムを考えていました。ケンブリッジはCVP(ケンブリッジベンチャープロジェクト)及びGCP(グローバルコンサルティングプロジェクト)が必修になっており、また夏にIndividual Projectを行うことも可能です。その他、ビジネススクールや他の学部でもコースワークとは別に学生主導のプロジェクトがいくつも動いており、理論やケースだけではなく、それらをいかに実践するかをプロジェクトを通して学べる機会が他校に比べて圧倒的に多いと感じました。

総合大学の強み
自分とは異なる価値観や考え方を持った生徒と触れ合うことで、自分の考え方を見直し、また視野を広げようと考えていたため、ビジネススクール単体のプログラムではなく、総合大学を中心に考えていました。特にケンブリッジはカレッジ制度があり、MBAのみならず学部生、他の院生等との交流が盛んであると聞いていたためケンブリッジを志望しました。

【入ってみてここが良かったCambridge】
本当にケンブリッジを選んで良かったなと思っています。まずダイバーシティという点においてはまさに期待通りで、国籍もさることながら、非常に多様な経験を積んだマチュアな学生が多く、日々の議論からの学びも非常に多いと感じます。学期毎にスタディグループがアサインされるのですが、一学期の私のグループはアメリカ人、イタリア人、チリ人、中国人と私の5名でバックグランドもPE、銀行、監査法人、消費財メーカーと非常に多様です。 またEnterprise Tuesday、Cambridge Union Societyでの政治・経済・文化人の講演等、ビジネススクール外でのオポチュニティも多く、非常に忙しくも刺激的な毎日です。 最後に日本人は今学年は8名いますが、やはりケンブリッジらしく非常にCollaborativeな8人で、お互い絶妙な距離感を保ちつつも(日本人で固まらないように)、影で支えあう関係です。彼らとの出会い、そして上述した理由から、ケンブリッジに入って良かったなと強く思っています。

【メッセージ】
ケンブリッジMBAは本当に魅力的なプログラムだと思います。MBAプログラムはもちろんですが、世界のケンブリッジ大学に身を置き、世界各国の将来のリーダーと切磋琢磨し、一緒に勉強をし又将来の夢を語りあう、こんな経験は人生で二度とないことだと思っています。仕事と受験の両立は本当に大変だと思いますが、最後の最後まで諦めずに是非頑張ってください。

合格体験記 2015 -6 (カタルーニャの怒れる魂)

今日ご紹介する彼は、「カタルーニャの怒れる魂」。顔が某カタルーニャのスポーツチームの某氏に似すぎていることから名付けられましたが、その○ッカー選手の名前を言っただけでほぼ顔バレするくらい似すぎているのでここでは名前を伏せます。彼は一見すると温厚で真面目なビジネスマン風ですが、イギリスで突如頭を丸坊主にし、周囲を驚愕させました。多分何かに怒っていたのでしょう。そんな彼も土日は家族でのケンブリッジ生活をエンジョイし、その怒りを静めているのでした。
【所属カレッジ】Churchill
【出願ラウンド】Round 4
【入学時年齢】34歳
【家族帯同の有無】有(妻、子供2人)
【職歴】政府系金融機関(勤務年数9年)
【学歴】
慶應義塾大学経済学部
慶應義塾大学大学院経済学研究科(修士)
【海外経験】
海外滞在経験なし。仕事上は国内勤務で海外出張も数回程度ながら、しばしば英語を使用。
【私費/社費】社費

【Why MBA】
勤務先で新規事業の立ち上げ、プライベートエクイティ業務(エグゼキューション及びバリューアップ)に従事する中で、自然とアントレプレナーシップ、ストラテジー、マネジメント、というキーワードを包含するMBAで自分の経験を棚卸したいと感じました。それと同時に、今後日本企業の成長の方向性がより海外展開にフォーカスしていく中で、国際感覚を磨くとともに、ガイジンに負けないディスカッション力、ガイジンとともに何かをまとめ上げるコラボレーション能力を培いたいと考え、海外MBAを志望しました。

【Why Cambridge】
大きくは以下の3つを考えていました。
・一つ目は、人数が160人程度とコンパクトにまとまっておりながら、国籍が40か国近くにまで及ぶ等、非常にコンパクトかつ多国籍であることです。大規模なビジネススクールを好む方もいらっしゃいますが、自分は「大きいけれどクラスメートの顔と名前が一致しない」環境よりは「小さいけれどみんながみんなを知っている」環境の方が良いと思いました。また、国籍の幅広さも国際感覚を磨きたい自分にはうってつけでした。
・二つ目は、プロジェクトに主軸を置いたプログラムです。ケンブリッジは少なくともCambridge Venture Project(CVP)とGlobal Consulting Project(GCP)の2つのコンサルティングプロジェクトを経験することができ、その後も自分の意向次第でプロジェクトに関与することが可能です。自分は座学というよりはどちらかと言えばプロジェクト、しかも投資後のモニタリング、バリューアップにつながるコンサルティング業務を経験してみたいと思っていましたので、ケンブリッジのプログラムには魅力を感じました。
・三つ目は、ケンブリッジの起業者意識の充満した雰囲気です。ケンブリッジは「ヨーロッパのシリコンバレー」と言われるほど数多くのベンチャー企業が存在しており、CVP等を通じてその雰囲気を味わえ、自分の考え方にも新たな刺激が加わるのではないかと思いました。自分自身が起業という発想はありませんでしたが、今後社内で新規事業を考案する際にも「起業者はどう考えるのか」という感覚は有意義であろうと考えました。
以上の3つに加えて、やはりケンブリッジのブランド力も魅力であったことは事実です。やはり国内、海外を問わず、今後ビジネスを続けていくうえで「ケンブリッジ大学出身」という肩書は、それ自体がバリューを持つものだと率直に思っていました。

【入ってみてここが良かったCambridge】
・上記の、受験中に思い描いたことはまさに期待通りだと言えます。その他に、新たな驚きとしては、他学部との接点の多さが挙げられます。カレッジを中心とした学際的な付き合いについては、以前より伺っていましたが、正直疑心暗鬼ではありました。しかし、実際に入ってみるとカレッジでは数多くのイベントが企画されており、他学部の学生といくらでも付き合える機会があります。特にケンブリッジは世界最多のノーベル賞受賞者数を誇る等、理系の強さが目を引きますが、それら理系出身の方とコミュニケーションを取れるということは、これまで金融機関において、文系中心で同じ思考回路の人たちと長年コミュニケーションをとっていた自分にとっては、視野を一気に広げるまたとないチャンスであると思っています。
・また、これは大学のプログラムではありませんが、ケンブリッジは子育てにも最高の環境であると思います。治安も良好ですし、老若男女問わず街行く人の子供に対する優しさ、気配りは、無関心が蔓延する東京に慣れ親しんだ自分には新鮮な驚きです。加えて、子供たちの親の多くが世界各国から集まるケンブリッジの学生または研究者であることもあってか、ローカルスクールであっても国際的であり、教育熱も高いように見受けられます。

【メッセージ】
ケンブリッジMBAは“Collaborative”という用語がキーワードであることからもわかるように、出し抜けするというよりは協力的、みんなで底上げしていこうという意識が強い学生が多く集まっています。加えて、最初のタームの授業に「いかにそれぞれの違いを認めながらチームとして最大のパフォーマンスを出すか」ということに焦点を当てたものもあり、スタディグループの中でも助け合いの意識がより強くなっているように思われます(私自身も純ドメということでコミュニケーションでは相当に苦しんでおりますが、何とかグループメンバーに助けられながらプログラムをこなせています。)そのような観点から、「チームで何かを成し遂げる」ということに関心の強い方には、非常に魅力的なプログラムだと思います。

合格体験記 2015 -5 (アフリカのプチマダム)

Lent Termが始まって1か月半近くが経ちました・・・と思ったらもうLentも終わりに近づいています。今学期はCVPがなくなった分負担が軽くなるかと思いきや、少なくとも筆者自身は先学期よりも忙しく感じます(といっても仕事をしているときの忙しさとは比べ物になりませんが)。主に選択科目のアサインメントによるものですが、他方で選択科目で自分のすごく興味のある科目を取っているので、忙しくも充実した日々を過ごしています。

また、先週・今週は3rd roundのインタビューです。FTのランキングの影響もあってか、昨年よりもさらにcompetitiveになっている印象を受けますが、当地に来られる皆様のご検討をお祈りしております。

前置きが長くなりましたが、今日ご紹介するのは、アフリカをこよなく愛する「アフリカのプチマダム」です。マイルドな人当たりの彼女ですが、ことアフリカとなると凄まじい情熱を持って突き進みます。アフリカで働き、来るGCPでもアフリカへ行き、ゆくゆくはアフリカへ移住?とここまで書くと非常にアグレッシブな人物像をイメージしてしまいますが(そして筆者もそうしてしまいましたが)、その実細かいところに気が届くA型タイプで、チームに欠かせない人材となっています。

【所属カレッジ】Hughes Hall
【出願ラウンド】Round 5
【入学時年齢】29歳
【家族帯同の有無】無
【職歴】
・日本大使館(勤務年数3年)
・専門商社(勤務年数3.5年)
【学歴】
・青山学院大学文学部
【海外経験】
・大学在学中にフランスに1年間語学留学。仕事上では、国内の商社勤務時は日常的に英語を使用し年数回海外出張あり。大使館勤務時はセネガルに3年間滞在し、年数回近隣アフリカ諸国へ出張あり。
【私費/社費】私費

【Why MBA】
大学3年時にブルキナファソに滞在したことをきっかけに、アフリカ諸国の経済発展に貢献することを目標としてきました。民間企業及び政府機関で職務経験を積む中で、ビジネスサイドからアフリカと関わっていきたいと思うようになりました。アフリカ市場は情報も少なく、語学的な障壁、テロや突発的な感染症流行のリスク等があり、非常にチャレンジングであると感じています。そのため、将来民間企業の一担当者としてアフリカ市場に携わる場合も、担当者レベルで少なくとも体系的な経営知識と様々な文化的背景を持つ人たちと臆せず議論できる対話力が必要であると考えました。MBAは、これらの知識や能力を短期間に習得・鍛錬できる場であると思い、進学を決めました。

【Why Cambridge】
英語圏1年制MBA
大学時代にフランス語を専攻し、フランス語圏で仕事をしてきたため、英語圏のMBAを志望していました。また、費用やプログラム期間、ダイバーシティーを考慮し、イギリスの1年制MBAが第一志望となりました。
アフリカ関連の課外活動の質の高さ
ケンブリッジMBA学生及び卒業生が中心となったCambridge Africa Business Network (CABN)という団体があり、年に1度同団体メンバーがBusiness in Africa Conferenceというアフリカビジネスカンファレンスを主催しています。同団体に所属し、ビジネスカンファレンスの企画運営に携わることで、アフリカ市場やHot Topicについてさらに知見を深め、人的ネットワークを広げることができると考えました。入学後カンファレンスの広報責任者として活動していますが、MBA生だけでなく他学部のアフリカ学生との交流も深まり、期待以上に充実した経験ができています。
オックスブリッジへの憧れ
出願の2年前に欧州MBA数校をキャンパスビジットとして訪問しましたが、オックスフォードとケンブリッジについては圧倒的な魅力を感じました。イギリスを背負ってきた有名校であり、カレッジ制度の存在やMBAでありながら他学部との人的交流、知識の共有ができ、このような環境で勉強したいと心から思いました。

【入ってみてここが良かったCambridge】
実践的なプログラム
ケンブリッジのプログラムでは最低2回プロジェクトを通した実践的な学びが用意されています。言葉として、Cambridge Venture Project (CVP)、Global Consulting Project (GCP) と聞いても入学する前までピンときていませんでした。しかし、実際にCVPが始まってみると、南アフリカ、イギリス、アメリカ、フィリピン出身の同級生と日々議論しプロジェクトの方向性を決め、リサーチを進めていく作業は臨場感があり、授業で学んだことを知識として定着させるだけでなく、将来の自分のキャリアを想像する貴重な機会となっています。
生活環境の素晴らしさ
今までフランス、セネガルと長期海外生活をしてきましたが、ケンブリッジでの生活が一番自然で心地よく過ごせています。町並みは美しく、緑も多いので、忙しいMBAプログラムの中に癒しを見つけることができると思います。治安も良いです。生活面でストレスがほぼないため、勉強に集中できる環境と言えます。

【メッセージ】
私の場合、IELTSのスコアを取得したのが入学する年の2月でした。そこからエッセイなど書類を揃え、最後のラウンドで出願し、6月末になんとか合格することができました。受験勉強を進めていくと、自分の至らない部分を直視して改善していくことの連続のため、精神的に苦痛を感じることも多々あるかと思います。終わりの見えないトンネルを自分で自分を鼓舞しながら進んでいくことは非常に辛い作業だと思いますが、諦めなければ必ず道は開けてくると思いますので、ぜひ最後まで頑張って下さい!落ち込んだ時、悩んだ時はいつでもこちらにお問い合わせ下さい。受験生の皆さんが前向きに歩を進められるようサポートできたら私も嬉しいです。