2019年度 Cambridge Venture Project について

9月に始まったMBAも既に3ヶ月が経過し、1st セメスターが終了しましたので、その中でも特に学びの多かったCambridge Venture Project(以下「CVP」)についてお話ししたいと思います。

まず、CVPとは何かについて簡単に説明すると、ケンブリッジ周辺を中心としたスタートアップ企業を対象に、MBA生がコンサルティングをしていくプロジェクトで、ケンブリッジMBAを語る上では外せない一大プロジェクトです。(詳細は以下公式HPを参照)

https://www.jbs.cam.ac.uk/aboutus/opportunities/student-projects/mba-cambridge-venture-project/

一見、ただのコンサルティングプロジェクトだと思いきや、1stセメスターにおいて非常に負担感の大きいと同時に学びも大きいものでした。

まず、セメスターが始まるや否や、CVPを一緒にやっていくグループがassignされます。このグループのメンバーはMBAオフィス決めていくため、我々学生側には一切裁量権がないのですが、IndustrialやCultural Backgroundなどを踏まえて決められるため、非常にDiversityに富んだグループとなります。この4~5人程度のグループは、CVPだけでなく、その他セメスター中に課される様々な授業のGroup ProjectやGroup Workにおいても一緒にやっていくこととなるため、グループのメンバーとの関係性は非常に重要となっていきます。

各グループに対してクライアントがassignされた後、全クライアントと担当する各グループとの交流会がJudge Business Schoolで行われます。その機会にクライアント側の要望と学生側の意見をすり合わせ、達成目標やその過程についての方向性を決めていきます。

その後は各グループがクライアントと決めた方向性に基づいて目標を達成するために邁進していくのですが、その過程において重要なのがメンターです。各グループには困ったときに助け舟として、大学関係者ではなく、外部からメンターも一人assignされており、そのメンターが時折非常に有意義なアドバイスをしてくれたりします。その他、どの教授もフレンドリーなため、各教授の得意分野を踏まえ、質問し、返ってきたアドバイスを基にCVPを進めていくことも多かったように思います。

もっとも、CVPにおいて、クライアントの目標を達成するというタスクは実は氷山の一角に過ぎず、本質的な学びはDiversityやリーダーシップ論など、所謂IndustrialおよびCultural Backgroundが異なり、自分の常識が通用しない状況にて、如何にグループ内の共通認識や常識を作り上げていくと同時に、タスクを円滑にこなしていくのかが重要なのではないかと感じました。即ち、一般的な企業においては、上司と部下という上下関係があるため、最終的には上司やヒエラルキーの上位にいる者が絶対的な物事の決定権を有しているものの、CVPのグループにおいてはヒエラルキーがない上、各自各々の常識がこれまでの経験等に基づき形成されているため、純粋に自分の常識に基づく意見ややり方を押し付けるだけではグループとして立ち行かなくなります。そこでどのようにグループの中で立ち回るべきか、協調性を見いなすべきかという難題に対するヒントを与えてくれるのが、Management Praxisを筆頭としたソフトスキルの授業です。ソフトスキルであるため、人によって感じ方、とらえ方は様々だとは思いますが、グループ内で言い争いになった際に何でこうなったかというのが、ソフトスキルの授業を受けると原因を分析することができるようになり、次回以降どのようにすべきかという解決法まで自ら導けるようになったのは、今後のキャリアにおいても非常に大きな収穫だったのではないかと思います。