新型コロナ禍におけるCambridge MBA

新型コロナの恐怖が世界を覆う中、今年入学予定の合格者の皆さんや、これから受験を検討されている方など、MBAのプログラムがどうなっているか気になっている方もいるのではないでしょうか。本日はこの新型コロナ禍においてCambridge MBAがどのような状況になっているか、簡単にご報告したいと思います。

<学業>

3月20日をもって大学の(ほぼ)全ての施設が閉鎖され、大学全体として授業・学業は全てオンラインに移行しました。MBAはLent termの授業が3月上旬まであり、その後3月12-13日に試験があって、その後GCP(後述)に突入した、というタイムラインなので、現時点ではまだオンラインの授業は受けてません。来学期のEaster Termは授業、アセスメント等全てオンラインで完結されることが決定されています。

Cambridge MBAの目玉の一つであるGCP (Global Consulting Project)は、その名のとおり世界各国に散らばるクライアントに対し、チームを組んでコンサルティングにあたるもので、本来であればケンブリッジから飛び出してクライアントに常駐しながらプロジェクトを進めることが多いのですが、今年はごく一部のチームを除きほとんどのグループは在ケンブリッジでのリモートワークに。そればかりかプロジェクト自体が中止になったグループも複数あり、学生側、学校側ともに新たなプロジェクトの組成やタイムラインの変更などに追われる状況となりました。

4月20日から始まるEaster Termの授業はZoomを使ったオンライン授業となる旨が学校から通達されていますが、クラスでのディスカッションなどがどのように進められるのか、まだあまりイメージがつきません。グループワークはそれなりに残るようですが、すでに祖国に帰った学生も多いなか(クラス200名の半分くらいが帰国済み)、時差の影響でグループでの会議時間を合わせるのにも苦労しそうです。

<生活>

3月23日にイギリス全土で外出禁止となってから約3週間が経過。一日一度の運動目的の外出、及び生活必需品の買い物は許されていますが、人との接触は禁止、スーパー以外のほぼ全ての店が閉鎖されている状況下、生活環境としては極めて厳しい状況になっています。

皇太子や首相が罹患したということもあり、国全体として危機意識が極めて高く、大学やビジネススクール、カレッジ等からほぼ毎日、状況のアップデートや危機感の共有、及び激励のメッセージなどが出されています。

私は家族帯同で留学しており、3歳の娘がいますが、幼稚園はもちろん市内の公園も全て閉鎖され、3歳児には相当厳しい自宅待機生活を余儀なくされております。我が家はChurchill Collegeの家族寮に住んでいますが、家族寮の目の前にある公園も閉鎖。ただ幸いなことに、当カレッジは全カレッジ中最大の面積を誇っており、カレッジ内に広大な野原があります。普段は全くの無駄と思われたこの空き地、今では子供の貴重な遊び場となっており、一日一度の運動はもっぱらこの野原で子供と走りまわっております。(写真はChurchillの空き地でたたずむ3歳児)

この他にも就職活動の停滞などMBA生にとっては厳しい状況が続いています。他方で個人的には、リモートワークで使用した各種リモートツールのすばらしさには感動しています。学校から学生全員にクラウドツールが与えられており、会議やドキュメントの共有を不自由なく行えるほか、これを機会に新た無償提供された学習ツールなどもあり、今のところ学業の遂行に大きな支障は感じていません。学校側もエッセイ(レポート)やGCPの締め切り延期など含めかなり柔軟に対応しており、頭が下がる思いです。

ということでCambridge MBA、多大なる影響を受けてはいますが、なんとかやっています!出来るだけ早く事態が収束することを祈るのみです。

ケンブリッジでの買い物

• ケンブリッジは小さな街ですが、Waitrose、Marks & Spencer、Sainsbury’s、Tescoといったイギリスの代表的なスーパーが全てありますので、日用品の買い物で不自由することは殆どないはずです。加えて、 Waitrose等は 、日本であえて例えるとイトーヨーカドーと成城石井の中間のような位置づけで、良質の食料品を一通り揃えていますので、スーパーの買い物だけでもかなり楽しめます。
• また、各スーパーのオンラインショッピングも充実しているため、家族帯同で来られ、かつケンブリッジで車を購入される予定が無い方でも特に問題なく買い物を済ませられるはずです 。
• 日本食材をはじめとするアジア食材もある程度のものは、ケンブリッジ市内のSeoul PlazaやRevital等で購入可能であり、また、ロンドンのJapan Centreのオンラインショッピングを利用すれば、(日本と比べると当然割高になりますが)殆どの日本食材は手に入りますので、基本的に日本から日本食材を持参される必要は無いと思います。
• オーガニック系の食材、地元の野菜、チーズ等を販売しているローカルの専門店も多数ありますので、生活が落ち着いた段階でこうした店に色々とチャレンジされると、ケンブリッジでの食生活がぐっと充実されると思います。
1. ケンブリッジ市内(徒歩&自転車圏内)
1) スーパー
• Waitrose (Fitzroy Street)
やや高級指向のスーパーで、 良質の食料品が手に入ります。ケンブリッジ市内にあるこの店舗は敷地面積がやや小さいですが、 肉、野菜及び果物等の一般的な食料品については大体揃います。
• Marks & Spencer (Sidney Street)
Waitrose同様やや高級指向のスーパーという位置づけで、かつJudge Business Schoolからもアクセスの良いCity Centreにあります。生鮮食料品が充実しており、特に魚の切り身パックは便利です。また、オーガニックの卵の黄身が濃くて新鮮、ハム、チーズ、ウィンナー等もOK、パンもあれこれ美味です。
• Sainsbury’s (Sidney Street)
City Centre内のスーパーの中では大規模で、かつそれなりの質の食料品がリーズナブルな価格で販売されています。また、日用品や調味料などのラインアップも充実しており、大体のものが ここ1箇所で揃うため、利用者が多いです(したがって、オレンジ色の袋を下げて帰宅する方を市内でよく見かけます)。なお 、市内中心部にある大手スーパーの中では唯一Chinese leaves(白菜)やOyster Mushroomが販売されているため、中華及び和食を自炊する場合には重宝します。
• Sainsbury’s (St Andrews Street)
上記Sainsbury’sの小規模版。学校のからのアクセスが良い上、毎日23時まで営業しているため、忙しいときは便利です。
• Co-operative (Grantchester Street, Histon Road等)
Coopブランドの野菜は新鮮美味なものを揃えています 。牛乳他飲料、チーズ、薄切りハム、卵、ひき肉など、Coopブランド物なら品質面で一応安心のはずです。但し、賞味期限には要注意で、特にパン等は保存料が使用されないためか、期限前でもカビることがあります(湿度が低いので日本ほどではありませんが)。なお、Grantchester Street 沿いの店舗は、Wolfson College周辺にある唯一の大手チェーンのスーパーですが、食料品の品揃え及びクオリティがいまひとつです。
• Post Office (Grantchester StとDerby Stの間)
本来のPost Officeとしての機能の他、日用品及び食料品が販売されていますが(コーヒー豆も一通り揃っており、その場で挽いてくれます)、近くにあるCo-operativeとButcherで大体の物が揃ってしまうため、あまり利用頻度は高くならないかもしれません。
2) 専門店(日本食材/オーガニック食品販売店等)
• Seoul Plaza (Milton Road)
http://www.koreafoods.co.uk/en/retail_04.php
中華、日本、 韓国食材専門店です。米、インスタントラーメン、(手抜き定番の)カレー及びシチューの固形ルー、うどん、だしの素、納豆、豆腐、各種調味料(醤油、酒、みりん等)、各種冷凍食品(餃子等)など中華及び和食を調理する上で必要となる基本的な食材及び調味料は大体入手可能です。また、薄切り肉(豚バラ、牛しゃぶしゃぶ)が入手できるので重宝します。何より、納豆にキムチに味噌汁でほっとします。
• Cambridge Farmers Outlet (Lensfield Road)
http://www.qype.co.uk/place/192691-Cambridge-Farmers-Outlet-Cambridge
学校から最も近い、地元産をメインとした店です。毎日焼きたてのオーガニックパンが入荷される他、野菜も非常にフレッシュなものが多いです。チーズも、地元の様々なチーズが置いてあり、概してどれも食べやすく、日本人にも受け付けやすいと思います。ジャムも、地元さんの、生産者の顔が見えるようなものが置いてあります。ちなみにチョコレートまでケンブリッジ産があります。お肉・たまごなども揃います。
• Arjuna (Mill Road)

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Mill Roadにある自然食品店で、地元産オーガニック野菜が販売されています。生産者の顔が見えるようなものが多く、たまに泥とかもついていたりします。乾物は世界各地から来ていますが、お店で量り売りしているものはスーパーより多少安く質がいいものが揃います。玄米、味噌、醤油、麺類、豆腐などもオーガニック商品がありますし、ベジタリアン&ビーガン系の商品にも強いです。
• Market Place (Saint Edwards Passage)
City Centreで毎日開かれているマーケットでは、 新鮮な野菜が販売されています(但し、町の真ん中にあるため、市内中心部から離れたところに住んでいる場合、自宅まで持ち帰るとなると重くなるので厳選する必要あり)。また、日曜日にはオーガニック野菜のお店が出ます(いつも教会の前辺りに出ていました)。ここは安くて質も良くて、育てている人から直接買えるので色々話も聞けます。大量生産の農場ではないので、旬のものが中心。夕方にはほとんど売り切れるので早めがおススメです。
• Revital (Bridge Street)
http://www.revital.co.uk/Revital_Health_Shop_Cambridge
ハーブティー(ティーバッグ)の種類が、ケンブリッジ市内で最も充実していると思います。また、Clearspringsブランドのものも、ここが最も豊富なラインナップを持っており、オーガニックの玄米味噌・赤味噌・白味噌が手に入ります。梅干や青海苔などもあります。生ものが少ないものの、色々な味のついた揚げ豆腐などがあり、簡単な炒め物の一品など作るのに、とても便利です。クッキーなどのお菓子も、オーガニック製品のものがそろいますし、サプリメント、シャンプー・クリームなどもおいています。
• Butcher (Grantchester Street)
Wolfson Collegeから徒歩圏内の肉屋。良質の肉がリーズナブルな価格で手に入る上、地元の野菜及び自家製の クロワッサン 等も販売されているため、 Wolfson College周辺に住む 場合は重宝します。但し、平日でも17時に閉まってしまうため、一人暮らしでかつ授業が忙しい時は、行けないことが多くなります。
• Cambridge Cheese Company (All Saints’ Passage)
http://www.qype.co.uk/place/86589-The-Cambridge-Cheese-Company-Cambridge
チーズの種類が、ケンブリッジ市内で最も豊富です。味見なども喜んで受け付けてくれますし、チーズ屋としてのプロフェッショナル度は高いと思います。基本的には、地元のチーズを選んだほうが、鮮度などもよく、美味しい気がします。フランスらしいパテなどのお惣菜、イギリスらしいパイ、ハムの切り売りなどもあり、お酒のおつまみ選びにはとても便利です。お手ごろな価格帯のワインやシードルなども置いているので、チーズに合うものを聞いてもいいでしょう。干し無花果や干しなつめやし(Dates)などのドライフルーツも置いてあり、台所や居間に常備しておくと、ヨーロッパらしい気分が味わえると思います。
• Cote (Bridge Street)
http://www.cote-restaurants.co.uk/Cote_Cambridge.html
Bridge streetにあるビストロです。ケンブリッジ市内では、最もバゲットが美味しい店のような気がします。おそらく、ほぼケンブリッジで唯一、Baguette traditionelleを作っているのではないかと思います。残念ながら、このバゲットは売ってくれませんが、しかしながら、クロワッサンやパンオショコラは売ってくれます。La patisserie valerieのものよりも、よりフランスのものに近い気がします。
• Whittard of Chelsea (Petty Cury)
http://www.whittard.co.uk/
紅茶及びコーヒーの専門店。コーヒー豆の種類が豊富で、フレンチプレス用やペーパーフィルター用等、要望に合わせて挽いてくれます。なお、イギリスではフレンチプレスが主流であり、ペーパーフィルター用のコーンはあまり販売されていませんので(ペーパーフィルター自体はスーパーで普通に購入可能です)、探す苦労をさけたい場合は、日本から持参された方がいいかもしれません。
2. ケンブリッジ郊外
• Waitrose (Hauxton Road)
http://www.waitrose.com/bf_home/bf/651.html
自家ベーカリー製品がフルラインナップで揃ったり、お肉・魚・チーズなどがカウンターで買えるのが便利です。サイコロステーキサイズのお肉も、好きな量だけ買えるので、小分けにしてパックしてもらうなどすると良いかと思います。Food doctorのベーカリーシリーズが色々揃っているのも、非常に魅力的でした(イギリス人も、このブランドのピタパンが最も美味しいと言っていました)。和食の調味料なども、Clearspringsブランドのものがほぼ全て揃っているため、便利かと思います。
• Tesco (Barhill Extra)
ケンブリッジから北西に10キロ弱くらいのところにある大型店舗です。とにかく大きくて、電化製品や掃除や洗濯グッズ等がそろいます。なお、自家ベーカリーのクロワッサンはそれなりの水準です。また 、バス代は高くつきますので、リターンの切符を購入した方がベターです。
• Coton Farm Shop
West Cambridgeから西に行き、M11を越えてしばらくするとあるCotonという村にある店です(徒歩5分強にCiti4バス停あり、市内から15分程度)。基本的には園芸グッズを扱っていますが、一部野菜や食品を扱っており、 新鮮な野菜が入手できます。また、手作り苺ジャム・無花果ジャムが(甘いですが)美味です。
• Aldi & Iceland
Histon Roadを少しいったところにあるスーパーです。Icelandは冷凍食品専門で、Aldiはとにかく色々なものが安いです。
• Morissons
Cambourneというケンブリッジから西に10キロくらいのところにあるスーパー。 魚介類が比較的充実していて、タコが買えます。
3. オンラインショッピング
• Ocado(www.ocado.com)
数あるオンラインサイトの中で最も商品とサービスのクオリティが高いと思います。基本的にはWaitroseの商品を扱っていますが、当日焼き立ての自社ベーカリー製品は、違うメーカーのものを使っています。また、オーガニック製品なども充実しており、おそらくWaitroseではあまり扱っていない、Daylesfordブランド製品も数多く手に入ります。
30分刻みの1時間単位で配達時間を指定でき(6:30-7:30, 7:00-8:00, 7:30-8:30・・・というスロット構成)、さらに配達可能時間が、朝6時半から夜11時半までの間と非常にフレキシブルです。配達時間にもよりますが、当日朝2時頃までオーダーが可能なので、急なニーズにも対応可能です。また、商品が箱に詰め込まれているのではなく、あくまで買い物袋に、冷凍・冷蔵・常温のものと別々に入ってくるので、受け取った時にも処理が簡単な上、袋はゴミ袋として活用できるので便利です。玄関先までではなくて、家の中の希望の場所まで運んでくれます。
そもそもWaitroseがネット通販を開始する以前に、Goldman Sachs出身者等により、Waitroseの商品をベースにネット通販に絞って事業を立ち上げた会社が運営している為か、オンラインでのニーズへの対応には一日の長があるように思います。例えば、購入した商品のレシートはA4サイズで、消費期限毎にソートされており、何をいつまでに使うべきなのか、冷蔵庫の周りに貼って活用できるようになっていたりします。過去の買い物履歴を参照した、お勧め商品リストなども、かなり精度高く自分の嗜好をついてくる上に見やすいので、とても面白いです。
• Waitrose
こちらのオンラインショッピングは、Ocadoと比較して利便さには劣るものの、サービスはとても丁寧です。Ocadoと異なり、Waitrose自社ブランドの当日焼きたてベーカリー製品群が手に入るのが良かったです。ただ、2010年3月頃に、通販サイトをフルリニューアルしたのですけれども、その時に大きなトラブルが発生して、注文が一切できない状況になりました。大変なクレームがついて、FTにも取り上げられたように記憶しています。現時点での状態は分かりませんが、それ以降、Ocadoに乗り換えました。リニューアル前の経験から言うと、配送スタッフも非常に親切でよかったので、元に戻っていれば良いなと思っています。
• The Cambridge Organic Food(http://www.cofco.co.uk/site/)
ケンブリッジにあるオーガニック農場でとれた野菜、果物、卵、粉類などを配達してくれます。クラスメートがよく使っていましたが、質もよく毎回満足していたようでした。
• Tesco Direct (http://direct.tesco.com/)
日用品及び食料品の8割程度をカバーすることが可能。ネットで注文して、2時間スロットで指定した時間に配達してくれ、イギリスには珍しく遅れることはまずありません。配送費は時間帯等により異なりますが、大凡5ポンド以下。自宅配送のため、ミネラルウォーター等を買うときには便利ですし、土日に日用品の買い物に行かなくて済むのは時間の有効活用的にも便利です。
4. 各種Tips
• 買い出し
– 日用品で重いもの(水・酒類・定番の調味料・洗剤類など)とかさばるもの(紙おむつ・トイレットペーパー・キッチンペーパー類)は、定期的に各スーパーでオンライン購入して宅配してもらうと便利です(Tesco,Ocado,Waitrose,Sainsburyなどなど店頭で製品を確認のうえ、お好みでチョイス)。
– なお、Waitroseでは店舗購入した商品を即日宅配するサービスがあり、当然種別に温度管理をして配達してくれますので生鮮品も安心です 。
• ベビーフード/離乳食
– 非常に充実しており、バラエティに富み、質も日本より良いと思います。化学添加物や、砂糖/塩などの添加が一切無く、オーガニック栽培のもののみ原料として使っているブランドが、複数あります。
– フルーツピュレなどは、ネット通販などですと簡単にフルラインナップからバラエティ豊かに選ぶことができますし、とても重宝しました。
– また、普通にスーパーなどに行っても、オーガニック商品が豊富にあるので、気を使って離乳食を自作する場合でも、原料に困ることはありません。
– 日本的な食材についても、Clearspringsというブランドが、基本的に全て有機栽培による、うどん・しょうゆ・みりん等々を出しており、こだわりの全オーガニック離乳食作成も、日本より容易に可能かもしれないと思いました。
• オーガニック商品
– 徒歩&自転車で気軽に行ける範囲にあるWaitrose、 Sainsbury’s、Tescoではいずれもオーガニック商品が買えます。野菜だけでなく、パンやパスタ、クッキーなどのスナック類、粉類、牛乳・チーズなどの乳製品、卵、肉、魚介類(主にサーモンやえび)などです。それぞれのスーパーで質は微妙に違いますが、新鮮なものを買えば大差はない感じです。ちなみに、Waitroseにはチャールズ皇太子のオーガニック会社「ダッチー・オリジナル(Duchy Originals)」の商品が置いてあります。
– ベジタリアンレストラン「Rainbow Cafe」( http://www.rainbowcafe.co.uk/)キングスカレッジの前にベジタリアン&ビーガン料理が食べられるお店があります。グルテンフリーやナッツフリーにも対応してくれます。
– 上記の他、例えばジーザスカレッジでは院生が集ってカレッジ内に畑を作り、オーガニックで育ててそれをみんなで食べるという活動もやっています。「地産地消」をテーマにし、ケンブリッジのものだけで作ったディナーのフォーマルホールもありました。
• カレッジ内で自炊する場合
– カレッジ内で一人暮らしをする場合、 一般的に学生10人程度でキッチンをシェアすることになります。各学生に食器や調理道具を入れる用の棚が割り振られますが、あまり大きい物ではなく、小型~中型のフライパン及び鍋を1つずつと基本的な調理道具(包丁やピーラー)及び調味料を入れると一杯になってしまう程度の大きさです。
– また、前年度の学生からフライパン、鍋、調理道具 を譲り受けることも可能ですので(共用キッチンに山積みにされており、「自由に取っていってください」という張り紙がしてあったりします)、まず入居する カレッジの共用キッチンのサイズ及び前年度学生が置いていってもののうち使いそうなものを確認した上で、足りない物をJohn LewisやLakelandで買い足すという順番でセットアップを進められるといいと思います。
– 但し、包丁やピーラーについては、日本製の方が質が高い気がしますので、必要に応じて日本から持参された方がいいかもしれません。

ケンブリッジという街

■City of Cambridgeについて
City of Cambridge(以下Cambridge)は、Londonの北東約80kmに位置するCambridge大学を中心とした人口122,800人(2008年推定値)の大学町で、Cambridgeshire州 の州都です。また、Cambridgeは、現在では数多くのハイテク・バイオベンチャー企業が集まるSilicon Fenと呼ばれる地域の中心ともなっており、その規模はヨーロッパ最大と呼ばれています。
街の中心にはショッピング街があり、いくつもの古いカレッジが立ち並んでいて、まるでタイムスリップしたかような風景です。町にはケム川が流れ、緑の芝の公園も多く、白鳥やアヒル、リスなどもよく見かけます。のどかでとても生活しやすい環境です。

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■歴史
Cambridge一帯には、古くはローマ帝国の時代(当時は帝国の支配域下)から人々が住んでいた記録が残っていますが、町として本格的に栄えるようになったのは、1209年にCambridge大学が出来てからのこととなります。その後、ノルマン朝時代を経て18世紀頃までなだからに続いた人口増加により、現在の市中心部から郊外にも住宅地帯が徐々に広がり始め、1845年にケンブリッジ駅の鉄道開通とともに、現在のような都市として本格的に栄えるようになりました。尚、現在の行政管理区分であるCambridge Cityが誕生したのは1951年の王立憲章 (Royal Charter) を待ってからのこととなります。2009年はCambridge 800周年を祝った様々なイベントが開催されました。

■物価
物価はイギリスの中でも高いと言われています。中心だけではなく、郊外もふくめてカレッジの所有地がとても多いため、家賃が高いところが欠点といえます。カレッジ内に住む以外でRingの中に住むことはなかなか難しいと思いますが、Ring外でも自転車などあれば静かな環境で生活ができます。ちなみに大型スーパーの多い町の北、北東側が買い物には便利です。
■治安
小さい町ですので比較的安全だと思いますが、夜に人通りの少ない公園や街灯のない暗いところは避けたほうがよいでしょう。また、自転車の盗難が多発していますので、人目のつくところに頑丈なカギをつけてとめたほうがよいです。

■主な観光名所
1) Cambridge大学の各College (主なColleges: Kings, Peter House, Trinity, St. Jones, Caius, Queens and Magdalene)
2) Fitzwilliam Museum
3) Market Place
4) その他
・Botanic Gardens
・Museum of Zoology
・Museum of Archaeology and Anthropology
・Whipple Museum of the History of Science
・Scott Polar Research Institute
・Museum of Classical Archaeology
■リンク
Cambridge 情報サイト
http://www.visitcambridge.org/
City of Cambridge Official Site
http://www.cambridge.gov.uk/ccm/portal/
National Railway (時刻表検索)
http://www.nationalrail.co.uk/index.html

Weather Info (BBC)
http://www.bbc.co.uk/weather/5day.shtml?id=1417
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参考文献
David Smith 1998, ‘A History of the Modern British Isles’ : Blackwell Publishing
‘Cambridge: a user’s guide’ 2004, Robbins & Akehurst

ケンブリッジの気候

年中通して”shower”(にわか雨)が多く、晴れていても突然雨が降ることがあります。自転車で移動することが多い方は、フード付きジャケットやウインドブレーカーなどの雨対策は必要と思われます。ただ、多くのイギリス人は雨が降ってもフードを被って凌いでしまったりしているのを見かけます。家にいるとき以外は、外に洗濯物を干すこともしないほうがよいでしょう。そんな気候のせいか、大半のフラットには外に干せる場所もなく、乾燥機を使うのが一般的です。その他の特徴としては風の強い日が多いことです。
春: 3月末くらいから暖かくなって、花々もみられ、とても過ごしやすくなってきます。サマータイムは3月最後の日曜日、午前2時から始まりますので、忘れずにすべての時計の針を1時間早める必要があります。サマータイムが始まると日が長くなり、日没は19時30分ごろになります。

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Cherry Blossom at St Edmund’s College, Cambridge

夏: 暑い日もありますが、日本の夏に比べ湿気もなくさわやかです。緑の芝生の上でピクニックをしたり、ケム川でパンティングを楽しんでいる人々で賑わっています。それでも夜には冷え込んだりしますので、実質半そでなどの夏服を着る時期はとても短いと思います。毎日とても日が長く、日没は21時くらいになります。
秋: 夏時間が終わる10月の最終日曜日午前1時にまたすべての時計の針を1時間戻す必要があります。気候のほうも11月くらいから寒い日が多くなってきます。

冬: 基本的に寒くはなりますが、雪はほとんど降らず、降っても積もるほどではないと言われています。ただし、2009年から2010年の冬はヨーロッパ全体で非常に雪が多く、ケンブリッジでも3-4回は雪が積もりました。冬の期間は、日の出が遅く日が沈むのも早く、15時30分ごろには暗くなってしまいます。暗くなるのが早いぶん気分も滅入りがちですが、公園の芝も緑のままで綺麗ですし、ヨーロッパの冬はとても雰囲気がありいいものです。

市内の交通

■自転車
ケンブリッジはまさに自転車の街です。通学に、買い物にみなさん自転車を使っています。また、ケンブリッジには坂がほとんどなく、サイクリングを楽しむにはとても良い環境です。購入方法は「買い物」のページをご参照。
中古だと頻繁に不具合が起きたり、新品だと盗まれたりすることが多いので考えて購入する必要があります。盗難防止に丈夫なロックを買うようにするとよいでしょう。基本的に新品の場合かごや泥除け、スタンドなどのパーツは別売りです。その他、安全面をしっかりと考えている方が多く、ヘルメットや蛍光色のベストを着用している方も非常に多いです。暗くなってからのライトは義務付けられています。
自転車に乗る際には基本的に車道の左端を走ります。歩道は自転車マークが付いているか、赤く舗装されているところ以外は走行できません。一方通行なども守る必要があります。自転車のルートマップなど見ておくと便利でしょう。また、右折左折の場合には腕を挙げて周りの車や歩行者に合図をしなくてはいけません。初めは戸惑いますが、ルールはしばらく乗っていれば慣れてきますので大丈夫です。
■電車
ケンブリッジ駅は、街の中心から南側へ自転車で5分、徒歩で15分ほどのところにあります。
時刻表はNational Expressのサイト(http://www.nationalexpress.com/trainslanding.aspx)で見ることができます。ロンドンのKings Cross駅までは1時間ほど、始発は朝5時前、終電は1時過ぎに到着と比較的便利ですが、運行間隔は30分ほどで、週末は工事等でバスでの途中代替移送があるのが注意です。
各種の割引があり、往復割引、日帰割引、団体割引のほか、Rail Cardと呼ばれる割引証を購入することで3割程度の割引が得られます(http://www.railcard.co.uk/)。学生本人向けの16-25 Railcard、その他向けのNetwork Railcardがお勧めです。

■タクシー
電話をすればすぐに来てもらえるので便利です。ワンボックスカーもあり、大きな荷物も楽に運べます。街中ではLion Yard前にタクシー乗り場がありますが、電話して迎えにきてもらうのが一番スムーズです
・Panther +44 (0)1223 715715 http://www.panthertaxis.co.uk/
・A1    +44 (0)1223 525555 http://www.a1cabco.co.uk/

■自動車(自家用)
MBA学生で自動車を購入されている方は、通学に必要がないこと、駐車場の確保が難しいことから少ないです。ただしお子様がいらっしゃる方などは入手されています。「車生活」をご参照。

■自動車(レンタカー)
イギリスの地方を旅するにはレンタカーが便利です。ケンブリッジには駅の周辺にAvis等の事業所があり、事前予約をすれば割高ですがオートマティック車も借りられます。ただしケンブリッジの事業所は日曜に休みのようですので返却予定に留意です。

■バス
・市外
National ExpressのCoachがイギリス内の各所に運航しています。運航や時刻表はNational Expressのサイト(http://www.nationalexpress.com/coach/index.cfm)で見ることができます。チケットも基本的にオンラインで購入しますが、バスでも買うことができます。空港や大きなターミナルではチケット売り場もあります。
往復割引があるほか、CoachCardとよばれる割引カードを購入すると2~3割引になります。(http://www.nationalexpress.com/coach/offers/index.aspx
電車よりも長時間を要することもありますが、各空港(Heathrow、Stansted、Luton、Gatwick)への直行便がある点、夜中も走っている点は便利です。
ケンブリッジの中長距離のバスターミナルはPARKER’S PIECEという公園の脇です。暗くなってから着くと周辺に何もないように見えるので、下掲のタクシーの電話番号を控えていくことをお勧めします。

・市内
Stagecoachが主に街の中心から郊外をつないで走っています(http://www.stagecoachbus.com/)。
citi4ラインにはUniversity cardホルダーは無料で乗ることができます(http://www.admin.cam.ac.uk/offices/em/travel/bus/uni4.shtml、2010年4月現在)。

ケンブリッジにおける日本人会

ケンブリッジ大学は世界を代表する総合大学であるだけに、日本からも様々な分野の方が来ています。このような方々と分野を超えて知り合いになって、意見を交換し、知見を広める機会というのは非常に有益であると思います。ケンブリッジには幾つかの日本人会が存在し、その主なものを下記に列挙します。
・ 十色会
ケンブリッジ在住の日本人または日本語が話せる学生、研究者、大学教官などを主な対象とし、様々な分野を紹介・質問しあうことで意見交換する場を提供することを目的としています。定例会は月1回開催され、十色会のメンバが自分の専門分野(研究分野や経験してきた分野)について発表した後、ディスカッションを行い、その後にパブに行くというのが恒例です。発表テーマは、たとえば流体力学、天然ガスビジネス、犯罪心理等、いる学生を反映して多彩です。MBAから発表した方もいます。
http://www.societies.cam.ac.uk/cujif/index.html
・ ケンブリッジ日本人会
ケンブリッジ大学に研究等の目的で在留している日本人及びその家族を中心として、会員相互の親睦と情報交換のために運営されている団体です。上述の十色会が学問的/専門的な色がであるのに年齢層がやや高いようです。月1回例会を開催している他、バーベキューやパンティングなどの行事を行っています。
http://jscam.fc2web.com/index.html
・ Anglo-Japanese Society (日英協会)
ケンブリッジ在住の日本人及び非日本人間の交流を目的として、毎週のパブミィーティングに加え、映画上映会など日本文化に関するイベントを行っています。
http://cuajs.soc.srcf.net/
・その他、ロンドンでの駐在員を中心とした集まりなどに参加している方もいます。