ケンブリッジMBAでの起業に関する授業及び周辺リソース・ネットワーク

2014年卒業生がまとめた、その時点でのケンブリッジでのMBA内外の起業に関するリソースやネットワークの一覧です。アントレプレナーシップに興味のある方の一助になれば幸いです。

MBAプログラム(2013年度)

  • Entrepreneurship Concentration: Drill down your business plan and make a 10-min pitch
  • Electives such as
    • Accounting and Working Capital for Start-Ups:LectureがFinanceの人なので実践的ではない
    • So You Want to Be an Entrepreneur
    • Emerging Technologies (ETECH):後述するi-TeamsのMBA版
    • Growing Your Start Up
    • How to Start a Technology Company
    • Venture Capital and the Entrepreneurial World:VC側を知りたい人におすすめ
    • New Venture Finance:SVからLectureが来て役に立つ
    • Leading and Managing Social Enterprise
  • Entrepreneurship Special Interest Group:MBA学生中心で意見交換、2013/14のリーダは熱意があり、Said Business Schoolとの合同一日ワークショップを開催した

MBA外だがJudge Business School関連

  • Enterprise Tuesday:CfELが主催する、11月?と6月?に開催される起業家向けイベント
  • Accelerate Cambridge:Start-upをおおよそSeed Fundingまでサポートするアクセラレータ
  • Ignite Programme:CfELが主催する、一週間の起業家向け集中プログラム。7月に開催

Judge Business School以外

  • i-Teams: Institute for Manufacturing (IfM)が主催する技術の商業か検討プログラム
  • CUE(Cambridge University Entrepreneurs):学生クラブ、£100/1K/5K Competitionなど主催
  • CUTEC(Cambridge University Technology Entrepreneurs Club):学生クラブ、TVCなど主催
  • Startup Weekend:アメリカにあるものと同類と拝察
  • Founders.Org

(MBAプログラム外についての詳細はこちらのブログをご参照ください)

アントレに関する組織・イベント

Cambridgeでは、下記のようなTechnology Innovation やEntrepreneurial関連の組織・イベントがあります。多数の機会が提供される中で、参加者としてイベントに参加するのも楽しいですが、開催者側としてゲストスピーカーやイベント内容のプランニングをして深く関わっていくこともできますので、Entrepreneurshipに興味のある方々はぜひ組織に入り、自らの手でイベントを動かしていくことをお勧めします。
The Centre for Entrepreneurial Learning (CfEL)
Judge Business School (JBS)内の組織として、学生向けに様々のEntrepreneurship関連のイベント・ワークショップを主催しています。このほかETECH ProjectではCfELメンバーとともにケンブリッジの学生グループによる英国内のスタートアップ企業へのコンサルティング等も行っています。センター長のDr. Shai Vyakarnamは、ケンブリッジ周辺のEntrepreneurの育成に力を入れており、MBAのEntrepreneurship Concentration Courseの責任者でもあります。ブログでは彼独自の視点から見た最近のEntreの動向などを垣間見ることができます。
Enterprise Tuesday
Enterprise Tuesday(エンタープライズ・テューズデイ)は、Judge Business School内の組織の一つであるCfEL(Centre for Entrepreneurial Leaning)が主催となり、毎年10月から2月の火曜日に開催されている”起業”に関する講演会です。参加対象者は、ケンブリッジ近郊の起業に興味ある社会人や大学関係者です。
計十数回に亘る講演では、毎回、起業家やキャピタリストを招き、起業家のモチベーションや、アイディアを実際のビジネスにするプロセス、また起業のチャンスを見抜くポイントなど、成功する起業家に必要とされるテーマに沿ってスピーチが行われます。また参加者との質疑応答もとても盛んです。
今年のスピーカーは、Plastic LogicsやARMの創設者などで、講演終了後には、会場であるケンブリッジ大学の工学部の別室にて、当日のスピーカーや参加者と軽食・ドリンクをとりながらのネットワーキングの機会が設けられています。
ケンブリッジMBAでは、Leadership Seminarという形で、各界の第一線で活躍しているビジネス・リーダーの話を聞く機会がありますが、Enterprise Tuesdayは起業に特化したケンブリッジならではのものとなっています。2009年の講演内容・Q&Aはこちらのビデオをご覧ください。
JBS MBA Ventures
MBA生、卒業生が主体となっており、下記のSilicon Valley Comes to Cambridge(SVC2C)を主宰しています。10月にMBA学生の中から、コミッティメンバー志望者を募り、CV、志望書によって選抜されます。
Silicon Valley Comes Cambridge
JBS MBA VenturesがCfEL、CUTECと協力しながら主催しています。2007年までは2年に一度の開催でしたが、2008年から毎年開催することになりました。Silicon Valleyの企業家・投資家をケンブリッジに呼び、ワークショップ・セミナーを開催しています。
I-teams
各学期ごとに、Cambridge Universityに属する研究者(主にEngineeringやChemical関等)の研究テーマの事業化の可能性を検討します。MBA生だけではなく、学部が異なる者同士でチームを組んで実施されます。CUTECが運営しており、学期の初めにI-teamのプロジェクトの対象となる研究テーマが4~5つほど示され、各自CVを提出し、選ばれた場合のみ、晴れてI-teamとして検討を開始することになります。
Cambridge University Entrepreneurs (CUE)
学生主導で、ビジネスアイデアのコンペティションの主催をしています。初回は100 wordsでのビジネスプランコンペティション(賞金100 GBP)が行われ、今年は多くのMBA生が参加しました。全体で約10名通過し、今年のMBA生は2人通過しました。その次のステージは、1,000 GBP、最終ラウンドに残ると5KGBPの賞金となります。審査は、現役のAngelやVC等で行われ、参加者は審査員の前でビジネスプランを発表するとともにフィードバックを受けることができます。
その他、地元のVCや弁理士等によるBusiness Plan作成方法のワークショップや、ネットワーキングイベントを開催しています。
昨年はCambridge MBA生がコンペティションで優勝し、実際にVenture設立に至っています。
Cambridge University Technology & Enterprise Club (CUTEC)
主にテクノロジー系のPhD、MBA生を中心とした学生主導のクラブです。6月のTechnology Venture Conference主催を主な活動とし、その他アントレ関連のWorkshopの開催をしています。今年は、1月にIP Workshop、 3月に International Networking Event等が行われました。イベント詳細は、こちらをご覧ください。毎週水曜日にGeneral Meetingが開催され、イベントの企画や最近のEntre動向についての報告会を行っています。
Cambridge Enterprise Ltd
Cambridge University の子会社で、大学発の技術の権利保護や商業化を支援しています。
その他のCambridge Entre関連のウェブサイトです。
Cambridge Network
Cambridge Angels
Cambridge Consultants
Cambridge Cluster
St. John’s Innovation Center

Enterprise Tuesday

Enterprise Tuesday(エンタープライズ・テューズデイ)は、Judge Business School内の組織の一つであるCfEL(Centre for Entrepreneurial Leaning)が主催となり、毎年10月から2月の火曜日に開催されている”起業”に関する講演会です。参加対象者は、ケンブリッジ近郊の起業に興味ある社会人や大学関係者です。
計十数回に亘る講演では、毎回、起業家やキャピタリストを招き、起業家のモチベーションや、アイディアを実際のビジネスにするプロセス、また起業のチャンスを見抜くポイントなど、成功する起業家に必要とされるテーマに沿ってスピーチが行われます。また参加者との質疑応答もとても盛んです。
今年のスピーカーは、Cobra BeerやCambridge Silicon Radioの創設者などで、ケンブリッジMBAのファカルティがファシリテーションを務めることもあり、MBAとの繋がりは非常に強いです。
講演終了後には、会場であるケンブリッジ大学の工学部の別室にて、当日のスピーカーや参加者と軽食・ドリンクをとりながらのネットワーキングの機会が設けられています。
ケンブリッジMBAでは、Leadership Seminarという形で、各界の第一線で活躍しているビジネス・リーダーの話を聞く機会がありますが、Enterprise Tuesdayは起業に特化したケンブリッジならではのものとなっています。
【2008年内の講演スケジュール(予定)】 ※敬称略
10/21 “Motivation” by Paul Webster, Founder and Director, Ubisense他
10/28 “Understanding your customers’ needs” by Eric Baker, Founder and CEO, Viagogo
11/4 “Lifestyle or Global Business” by Lord Karan Bilimoria, Founder of Cobra Beer
11/11 “Recognising opportunities” by Dr Hermann Hauser, Co-Founder of Amadeus Capital Partners
11/18 “Gathering Resources” by Reshma Sohoni, CEO, Seedcamp他
11/25 “Learn how to pitch your ideas” by Alex Someren, Co-Founder, nCipher他

その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.cfel.jbs.cam.ac.uk/programmes/enterprise/index.html

地元のEntrepreneurとのつながり

ケンブリッジは、ヨーロッパでも有数の起業のメッカで、シリコン・フェン(Silicon Fen)とも呼ばれているほどです。特にケンブリッジ大学が理工系に強いことも反映してか、バイオやナノテクなどを中心としたハイテク・ベンチャーが数多く存在しており、また多くの多国籍企業(マイクロソフト、インテル、東芝、AT&Tなど)が研究施設を設けています。
ベンチャーキャピタル(VC)の数でも欧州内ではケンブリッジは最も多く、大学を中心としてケンブリッジの街全体で起業を支援する体制が整っています。1985年には360社だったハイテク・ベンチャー企業が、2005年には、ケンブリッジ大学からのスピンオフも含めて1500にものぼり、現在では世界有数のハイテク・クラスターの一つとして知られています。
このような地域性を活かして、ケンブリッジMBAでは地元のベンチャー企業をコンサルティングするCVP(Cambridge Venture Project)がカリキュラムに組み込まれていたり、CUE(Cambridge University Entrepreneurs)が主催になって行われるビジネス・プラン・コンペティション、米国MITとの共同コンペティション、Enterprise Tuesdayなどへの参加の機会にも恵まれています。
他にも、ケンブリッジMBAの枠を超えて、地元の起業家と接する機会は数多く存在し、起業家育成には十分な環境が整っています。